皿踊り

いよいよ　だいくんさんとのご対面の時。

隊長のバッグからおやつをかっさらったウェリナと、ぶっ飛ぶ七色はゲージに入ったまま、

良い行いもしないけど悪いこともしないツッコミどころのないれれボンが、だいくんさんをお迎えした。

犬好きの優しい　だいくんさんが、「　どうぞケージから出してあげて。」　とおっさるので、

まずはウェリナさんが出され、みんなでお昼ご飯を食べた。


食べ終わると、いよいよ七色がゲージから出ることになった。隊長はいつもよりヤバ～イ予感がした。

そのヤバさは的中し、出た途端から、ぶっ飛びグルグル回って回って、ウララ～ウララ～ウラウラで、もうどうにも止まらない、リンダ困っちゃう。隊長　怒鳴っちゃう。状態になった。

七色的には、サービスでいつもより多くぶっ飛んでます的な、だいくんさんに日本１のぶっ飛びをお見せします的な、そんなバカ犬丸出しの姿をさらけ出した。

さすがのだいくんさんも、絶句。

さすがのウェリナ、れれボンも、触らぬ七に祟りなし。で他人のふりをした。


やっと落ち着いたのは、ウェリナママさんが梨をむき始めた頃から。



３犬、梨に集中。だって梨だもの。




デザートは、ネコママさん特製のいちぢくのワイン煮に、和栗のモンブラン。



いよいよ３犬のおやつの時間。１列に整列。


　　　　　　　　　　運転手は　れれ　　　　　　車掌は　なな　　　　　 　　あたしは社長　　　


お皿の上には、親指の爪サイズの、かぼちゃチーズチョコボール。



　ウエイトだよ～！　待てだよ～！　


ＯＫの合図は、ウェリナが顔を下に向けた時。



運転手のれれボンは、一足遅れたけど、一口で食べた。


その後、食った気がしないと、恒例の七色　皿踊り。





お皿をビリビリにされる前に、皿乗せ。


　「　小さくても芋　←　腐っても鯛のリズムで　」



さっきぶっ飛んだ分、七色だけ皿乗せ。


　　れれ「　おらの芋、どこだべか？　」　　　　　　　　　　　　　「　乗せれば　飛べない　ただの犬だっちゃ 」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　 れれボン、とんがりに芋が乗ってるのに気付かない。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　いつもより長く乗せてるっちゃ　」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
七色、乗せて待つ。




れれボンとウェリナは、乗せないでもらう。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　んあ？　なんですと？？　」　　　　　　　　　　　　　　　　　　
七色、気が付く。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　とりゃあ～　」　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
七色、怒りの皿踊り始まる・・・・・　もう知らない　




まさか　異国に住むだいくんさんがにんじんハウスにお越しになるなんてことは思ってもみないことでした。
だいくんさんは私が思い描いてた通りの、知的で上品で芯の通った素敵な方でした。わざわざ遠い所から来て頂いたのに、ウチの七色めが、大変失礼な対応をいたしましたこと、本犬になりかわりましてお詫び申し上げる次第です。
みんなが帰った後、シュンとうなだれて隊長の前にきて反省する七色。そしてこう言いました。
　「　反省するから飯をくれ　」←　同情するなら金をくれのリズムで。　そりゃそうだ。　　あんなにぶっ飛んだら腹もへるわな。
そんなバカ犬七色にワンパンチ　　

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