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「強風被害の町」から「風力発電の聖地」へ:山形県庄内町

2021年08月26日 | エネルギー
山形県庄内町(旧立川町)の取組み、ピンチはチャンス!の好例。

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春から秋にかけて山形県庄内町清川(旧立川町)付近では、最上川に沿って強風が吹き抜け「清川だし」と呼ばれています。

【スライド作成:山形県立鶴岡南高校科学部】

広戸風(岡山)、やまじ風(愛媛)と並んで日本三大悪風として有名で、建物が倒壊したり農作物に被害が出たり、古来嫌われものでした。

この風を逆手にとって、町長が先頭に立って町は風力発電に取り組みます。
何度も強風で風力発電機が倒壊する事故を乗り越え、現在では「日本の風力発電普及の聖地」に生まれ変わりました。

庄内町HPより「風力発電取り組みの経過 風を活かした町づくり」
http://www.town.shonai.lg.jp/windome/shinenergy/torikumikeika/torikumikeika.html

この8月、北東北登山遠征で神室山へ。
下山後に、秋田県湯沢市から山形県真室川町を経由、最上川に沿って国道47号線を運転しました。
最上川の谷は狭く、国道とJR陸羽西線は川のすぐそばを縫うように通っています。

谷が平野にであったところが清川地区、まさに「風の通り道」。
そこに力強く風車は回っていました。


【写真は以下から転載させていただきました】
たちかわウィンドファーム|発電所情報|コスモエコパワー株式会社

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