コカコーラ、自販機の消費電力削減33％の取り組み

今年の夏、東京電力管内では消費電力のピークカットが高い水準で求められました。

中でも自動販売機には厳しい目が向けられました。石原東京都知事が「自販機が余計な電力を食うことで、日本の経済を疲弊させる」と発言したから。
自販機各社は否応なしに節電への強い姿勢が求められることになります。

コカコーラの取り組みを紹介します。
同社は1995年以来、電力消費のピーク時間帯（13～16時）には「ピークカット＊」機能を使用してきました。

そしてこの夏には、東京電力管内にある25万台の自販機を３つのグループに分け、冷却装置を２～３時間停止。（図参照）
つまり９～20時の間は、常に1/3以上の自販機が冷却停止しているという状況を作り出したのです。



＊「ピークカット機能」：午前中に製品を冷やし込み、ピーク時間帯に冷却運転をストップすることで、ピーク時間帯の電力抑制に貢献。


他の取り組みとして、自販機そのものの電力使用量を減らす努力も続けられています。

ノンフロン、ヒートポンプ対応で、LED照明、ソーラーパネル、電光掲示板などの追加が可能な、環境・社会配慮型の新機種が導入開始されており、2020年までに全台を置き換え予定。

自販機上部に太陽電池パネルが取り付けられたもの、ヒートポンプ廃熱利用システムと真空断熱材、LED照明の採用により約40%の省エネルギー化のもの、上部ルーフ部分に緑化シートを施したものなど、個性豊かです。
くわしくは同社のHPを

でもね、日本には自販機が多すぎると思います。一つ一つがいくら節電タイプであっても、消費電力がゼロになるはずありません‥‥。
そもそも、これほど日本に自販機があることの是非を考えたほうが良いと思います。コンビニもいっぱいあるのです。