ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

奥能登国際芸術祭2017【その2】

2017年10月17日 | いろいろ
作品の展示は、古民家、旧舟小屋、元倉庫、閉校した小学校、廃線した駅舎、休業した銭湯‥。

***
奥能登国際芸術祭は、石川県珠洲市の37地点での展示。
その地点、海岸から山まで広く散らばっています。
鑑賞のための移動手段は車。頑張れば自転車も可か‥。

しかし、遠い道のりを経て訪ねたポイントで出会える作品には、ひとしお感動が深いです。

【27】坂巻正美「上黒丸 北山 鯨組 2017」
奥能登の「ぼらまち櫓」を山あいの田んぼで。
旧小学校冬季分教場でも作品が展示されています。分教場、よくぞ残っていた!と感激する建物。


【1】塩田千春「時を運ぶ船」
揚浜塩田(えんでん)が多く残る外浦の大谷地区に展示するのは塩田(しおた)千春さん。
会場は旧保育園、赤い糸を編み上げた作品は気の遠くなるような手間を経て作られたものでしょう。


【2】村尾かずこ「サザエハウス」
海辺の小屋、サザエで彩られ、内部もサザエ化しています。
(これはぜひ実際に訪れて見て下さい)


【3】深澤孝史「神話の続き」
能登の海岸への漂着物で作られていますが、その大半は大陸からの廃棄物。


【4】よしだぎょうこ+ KINOURA MEETING「海上のさいはて茶屋」
透明度高い『木の浦海岸』、最高の借景。


【5】アローラ&カルサディージャ「船首方位と航路」
能登の風を受けてやじろべえのように動く作品です。


【6】鴻池朋子「陸にあがる」
車道から遊歩道を徒歩10分、


戻って、海辺の椿のトンネルを抜けて、徒歩7分、




奥能登の波の音を聴きながら作品を眺める幸せな時間。
素晴らしい芸術祭です。

会期は今週末の10月22日(日)まで。
ぜひお出かけください。

(作品紹介は明日に続きます

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。