ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

日本の生物資源は世界トップレベル

2010年10月29日 | 生物多様性
日本の国土面積の約2/3は森林であり、これは世界でもベスト5に入る高い割合。
しかも沖縄の亜熱帯林から北海道の冷帯林まで多様性が高く、量的にも質的にも素晴らしい資源です。

(2010年6月:石川県小松市大日山)

島国である日本は、領海と排他的経済水域(EEZ)の合計面積と海岸線の長さで、ナンと世界第6位!
磯や浜などの海洋は豊かな海藻を育み、沿岸魚はじめ数多くの海生生物の棲みかなので、生物生産性はとても高いです。

南北に細長い島国という地理であるお陰で、日本は他国に比べて圧倒的に生物多様性が豊か。

しかし国際環境NGOの「コンサベーション・インターナショナル」は、生物多様性が豊かだが保全が万全ではない場所を世界から34カ所選び、「ホットスポット」に指定しています。
なんと日本は、その全体がホットスポットに選ばれている‥‥。

(2009年6月:北方白山、小桜平)

ひとつの原因は、日本の生物資源や遺伝子資源から生じる利益を守る法律などの体制が、十分に整備されていないこと。
生物資源が持続可能な重要な資源であること、日本は生物資源と生物多様性に恵まれていることを正しく評価して、必要な制度を整備することが大切。

つまりこのような素晴らしい日本に住んでいることに感謝し、守る努力が大切ということですね。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。