ブナの中庭で

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リンゴの未来は?

2008年09月10日 | 地球温暖化・地球高温化
秋がやってきました!
スーパーの店頭にリンゴが出回り始めましたね。皆さんはリンゴ、好き?
私は紅玉が大好物、甘酸っぱくって硬くて、丸ごとかじると「パシ!」と割れるような紅玉が好きです。

ところが今、全国のリンゴ農家が頭を抱えている事態が進行しています。
それは地球温暖化による深刻な影響‥‥。
冒頭の写真をご覧下さい。秋の気温が高くなると、リンゴの色づきは極端に悪くなります。
近年赤くならないリンゴが増え価格低迷の事態がみられるとか。

リンゴの生産適地は年平均気温が6~14℃の地域。下の図の赤色部分です。
四国や九州にも赤色が分布していますが、これらは山地。実際は平野で栽培されるから、長野県から東北地方(青森など)が栽培地です。


ところが2060年代になると、北東北(青森、秋田)と北海道へ栽培適地は北上し、長野県では栽培できなくなります。
(長野でもかなりの高地、例えば標高2000m以上なら可能ですが‥‥)
「信州リンゴ」は幻のブランドになるんですよ~

同様にミカン栽培は、現在の産地である鹿児島、長崎、熊本、愛媛、和歌山、静岡では難しくなります。
替わって、例えば新潟、茨城、山形なんていう県がミカン産地になる模様。
私の住んでいる石川県も、もちろんミカン適地です。

我が家の庭に植えたミカンの木、今年の春に初めて花をつけてビックリしました。
(詳しくはブログ:甘夏の花が咲いたのページを見てネ)
そして現在、実がちゃんと育っています。

着実に温暖化が進行しているのを実感する今日この頃‥‥

(冒頭写真と図の提供/農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所)

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