ブナの中庭で

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立山カルデラ砂防博物館

2008年09月09日 | いろいろ
9月7日、立山カルデラ砂防博物館へ行きました。
立山駅のすぐ近くに建っていますが、大きなボリュームの割りに目立ちません。
(立山駅に降り立っても分かりにくい、もったいない~!

館内には立山の地質や地史が、とても分かりやすく展示されていました。
メインテーマは何と言っても、立山カルデラ。
先日、立山カルデラ・泥鰌池に行ったときに立山カルデラの内部を歩き回り、その巨大さに圧倒されました。こんな巨大なカルデラはどうしてできたのかな?


安政5年(1858年)発生した「飛越地震」(M7.1)により、大鳶山と小鳶山が崩壊して、巨大な凹地の立山カルデラが形成されました。
そして、このときに発生した大量の土砂は2度にわたり大規模な土石流を発生させ、常願寺川を流下して下流地域に甚大な被害を及ぼしました。(安政の大災害)

立山カルデラ内部からの眺めをジオラマで再現してありました。
(本物を見た私は、あの壮絶さを思い出していました‥‥)

「ふ~ん、スゴイねぇ」「迫力あるわぁ」とみなさん。


立山地域の地質の展示も充実しています。
こちらは地質図。私がこの日に歩いたコースは、火山噴出物の1b、2,3期だったことが分かりました。(なるほど、八郎坂は溶結凝灰岩だったよ、ナットク!


立山の古地図の展示が、また面白い。
江戸時代から人気が高く、盛んに登られてきたことがわかります。(登山靴もゴアテックス雨具も、もちろんアルペンルートもないのに、よく登ったねぇ‥‥)
古地図に、先日訪れた泥鰌池が「とぜう池」と書いてあるのを発見!



大賑わいだった立山温泉の様子。泥鰌池に行ったとき立山温泉の跡も訪れたので、今との差にビックリ。
アルペンルートができる前は、ここから登る人も多かったようです。


館内では迫力ある立体映画も見られます。
(2種類あって、私はモチロン両方とも見ました!

別にある立山博物館のほうでは、立山の信仰、文化、歴史がテーマです。
両方セットで見学すると、立山のすべてがわかるよ~。おススメします

立山カルデラ砂防博物館HP


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