徒然なるままに(連合新潟事務局長のブログ)

連合新潟事務局長の小林です。

労働者性とは。

2019年03月26日 | 連合
連合本部が少し前に労働者性判断に関する談話を発表しています。これは、中央労働委員会(以下 中労委)が、コンビニエンスストアのフランチャイズ店主の労組法上の労働者性を認めず、会社がフランチャイズ店主の加入する労働組合からの団体交渉申入れを拒否したことは不当労働行為に当たらないとしたことに対する談話です。
初審(東京都労働委員会)では、「契約」という形式面ではなく、「実態」を踏まえ労働者性があると判断されていました。しかも、中労委は交渉力格差を認めつつも当事者の配慮に委ねるというもので、現行法制下では、この交渉力格差の是正に関する実効的な方策が見いだせないなか、その解を当事者の配慮に委ねた姿勢を示したことは疑問ですし、就労形態の多様性を直視したものとは言いがたい。という談話です。紹介させてもらいます。