こんなことを書いても良くても傷の舐めあいにしかならないのでしょうけれど書きます。
私の家は恵まれている方でした。
父、母、兄、姉、私、妹、妹、犬の7人+1匹の家族です。
兄弟たちとはみんな血が繋がっていて実の5人兄弟です。
父、母は高学歴と言われる部類に入るのですが、高校ではどちらとも置いてけぼりになってしまったようです。
父は双極性障害で後に自殺します。
他人に説明する際自殺したということはやはり言いにくいもので、私は
父親がいない
↓
父親は死んだ
↓
父親は病気で亡くなった
↓
父親は双極性障害で亡くなった
↓
父親は自殺した
という段階別に話しているので、クラスの人は私の母親は大変だねと言います。(実際に大変ですが)
父親が自殺したことは、母が兄と私にだけしか話しませんでした。
他の兄弟は(メンタルが弱いため)
私自身も一度壊れたので聞いた当初ほど強くはありません。
姉妹たちは自分の父親の死因も分からないのですが母親に原因不明な死と言われて「えー!そうなんだー」などとよく考えればわかることも深く考えません。ていうか自殺だと思いたくないのでしょうかね?
母親は墓場までこの話を持って行くそうなのですが私は伝えた方が良いのではと思っています。共用のパソコンからログインできるこのプログを発見するでしょうか。
自分たちが父親を殺したことを認めたくないのでしょう。
当時中学二年生でしょうか?
そのくらいにその話を聞いた私は父がどのような気持ちで死んでいったのか
気になって眠れませんでした。自殺とだけ聞かされていたので首つりなのか、ODなのか分からないのですが、一番メジャーな死に方である首つりであろうと思っていました。私は寝る前、朝起きてから彼がどのような気持ちで死んでいったのかを考えます。妻に夜逃げされて自身の生きる理由がなくなったのでしょうね。その時から私は自分の首に縄がかかっているような気分にさせられます。まるで彼に死ねと言われているような、、でも姉妹たちには相談できないですし学校の先生にも話すことができません。
太宰治の人間失格を読んだ時私はこの主人公だと感じました。
その時の私も道化を演じていてペルソナの仮面を根づよくつけていました。
兄、姉、私は、物心ついた時から英才教育を受けてきました。
一番記憶に残っているのは小学一年生の時でしょうか?πについてやらされるわけですよ、円周と円の面積についての問題です。どちらも半径が2だったんですよ、どちらも答えが4πになって私は確認問題の所で当然間違えます。
そしたら、彼言うんですよ「どうしてこんな簡単な問題もできないんだ」
「お前なんて生まなければよかった」とかどうとか。泣きながら勉強した記憶しかありません。こういう教え方をされていたため私はいつも父の顔色を伺いながら勉強するしかなかったのです。下手に彼の怒りを爆発させしまったら私は死んでしまう。そう思っていました。
又、母親に対しても経済的DVを働いていました。
なので兄が大学進学が決定してから夜逃げしようとそう決まりました。
夜逃げの最終日父が帰ってきて部屋の整理をしている私たちを見つけます。
「どうしたんだ?」と仕事で疲れているのか反応が薄かったですが明らかに焦っていました。
かくかくしかじかで説明を受けとりあえず今後は別の家で過ごすと彼に伝えました。そして彼は死にました。
彼が死ぬ前にある母に「ごめんなさいもう一度やりなおせないですか」
記憶があいまいなので一字一句一緒とは限りませんが上のような内容の文章だったと思います。今までさんざん虐待、DVをしてきたのにどの立場で言っているのだと。幼いながらにそのことに快感を少なからず感じていました。
そうして3年ですか。それが今の私です。