初心者御朱印男子の歴史散歩ときどき撮り鉄ブログ

最近御朱印集めを始めたアラフォーのおっさんです。遺跡や歴史博物館巡り、寺社巡り、趣味の記録をアップします。

関東の石舞台古墳【埼玉県行田市】

2018-10-19 23:08:55 | 古墳・史跡・歴史博物館
蘇我馬子の墓ではないかと噂される、奈良の石舞台古墳は学校の教科書や資料集にも登場するので大変有名だと思います。



巨大な石を組み合わせて、いかにも当時の強大な権力者の手によって建造された様子が伝わってきます。



実は、関東にも石舞台古墳があります。正しくは八幡山古墳といい、考古学者の大場磐雄氏が「関東の石舞台」と称したことに始まるようですが、本場奈良のものに遜色ない精巧な古墳です。沼の干拓の際に、盛土は剥がされて露出したようです。



被葬者は633年に武蔵国造に任ぜられた物部兄麻呂という説もあるそうですが不明です。

実は、群馬にも立派な巨石で作られた石舞台とは言えませんが古墳が多数あります。盛土はありますが、先日紹介した八幡観音山古墳の石室は巨石で組まれた奈良の石舞台古墳に負けない巨大なものです。



石室の内部です。



埼玉の八幡山古墳に比べても出土物、石室の規模も出土物も大きなもので、被葬者の権力が畿内の有力豪族にひけをとらなかったであろうことが想像に硬くありません。おそらく、上毛野の有力豪族をいずれ畿内の朝廷は面白く思わなくなり、目ざわりな牽制しておきたい存在になってきたには違いないような気がします。

もちろん、文献は少ないので想像でしかありませんが。

できれば、そこらへんの話に今後踏み込んでみたいと思います。

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