前回。『拒否る血管たち「ぜってーに盗らせてやんねえぞ」』と、おば(あ)ちゃんらしからぬ
タイトルを書いて息巻いておりましたが、本日も看護師さんVS私の血管のラウンド1がスタート!
あー。残念ながら、血管に敗者した看護師さん登場。ほんとに申し訳ないんですが、前回のとき、
ものすごく時間をかけてトライしてくださったんですが、あまりお上手ではなかったのです。
もちろん、今回も採血できずに失敗続き。そして、この方はほかの方に絶対に交替しない。
時間だけが無駄に過ぎるのは前回、学習済み。
あちこち刺され続け、私もへとへと。で、今回は早めに白旗。前回は2時間以上で看護師さんが白旗だった
けど、今回は、引き下がらない看護師さんに私が白旗。
「申し訳ありません。何だか気分が悪くて(ほんとにめまいがひどかった)」
「そ、そうですよねー。こんなに刺していたら痛かったでしょう」
というわけで、担当医に相談の伝令。で、担当医のいる科の看護師さん登場。ふただひ、椅子に
座らせられる。そしてまた、刺される。出ない。刺される。出ないを繰り返す。うー。
前回の採血で潰れた血管が復活することを期待したけれど、復活していない気がする。
そして、応援看護師さんも白旗。2ラウンドめも血管の方の拒否が攻め勝つ。
そして、採血センターから担当の科に移動。「先生が診るそうです」と看護師さん。
処置室に先生(若き美人女性)登場。「困りましたねー」と言って、先生もトライ&エラー。
「動脈からでも」と、手首の動脈にぶすっ。
いったーい。いたたたたた。痛いんですよぉ。ここ。うー。
「あ。手術のとき、ここも細くて針が入らなかったんだ」とつぶやく。採れませんとも(苦笑)
3ラウンドも血管の拒否姿勢は固し。頑固者めっ。
先生、思い切ったように質問される。
「うーん。それじゃ、鼠径部かな? 採ったことあります?」
「はい。昔の話しで恐縮ですが、以前の手術時も血管が潰れてしまって検査できなくなって、
担当の先生が、よしっ。鼠径部から採ろうとおっしゃって・・」
「採れました?」
「はい。1回で採れました」
そして、4ラウンドの鼠径部戦スタート。
鼠径部は恥ずかしいんですよねー。でも、今回はまだ女医さんだから安心。
前回は男性でしたし、まだ、私も若かった。それでも、鼠径部でもなんでも採ってくれーと
いうまな板の鯉状態でしたけど。刺され過ぎて、あのときも倒れそうでした。
わが鼠径部の血管を探る美しき先生の悩ましいお顔。
「うーん。血管が触れないんだよねー」
針を刺すトライに怯んでいるご様子。
鼠径部からの採血なんて、やったことがないのではないかと私も少々心配。
右側、左側、どっちもトライしようとされるも、刺せない。
「どうしよう。どうしよう・・」
私を寝かせているベッド横で俯いて悩むご様子に、私も申し訳なさMAX。
前回、2時間以上のラウンドで、看護師さんが白旗を上げて検査していないから、
今度も検査をしないというのは、先生には選択できなかったらしい。
えーっとですね。血液検査の結果はいつもはほぼ問題ないんだから、「そこまで
こだわらなくてもいいのでは?」と思うけれど、私が口出す話ではないので、
静かに見守るしかございません。ほんとにっ、申し訳ございません。
「これはエコーで見るしかない。エコーをやってみましょう」と先生。
鼠径部、試してもらうことなく、血管側の拒否成功?
「エコーできるかどうか調べてください」と看護師さんへ。
そして、今度は違う階の検査部に出向く。
エコーで見ながら採血というのは。初体験。こんなことができるとは。
以前、血管を見ながら採血ができる機械みたいなものができているといった
ことを聞いたことがあるけれど、エコーは昔からあるものだし。
そういう使い方ができるとは思わなかったので、ちょっとわくわく。
エコーで見ると、今まで採血できていた血管がすべて流れていないことが
確認できて、納得できました。おおっ。すごい。
なので、看護師さんたちもちゃんと、採れるはずの血管に刺してはくださっているのですが、
すでにその血管は流れていないので、採血はできなかったというわけです。
ごめんなさい。看護師さんたち。お手数をおかけして申し訳ないです。
血管が拒否し過ぎて、固まっていたとは。頑固にもほどがあるよ。私の血管たち。
エコーで探して行くと、流れている血管もあるけど、採血には難しい奥まった場所にあり、
「ここから採るのは厳しいなあ」と先生。
あちこち探していたら、いつも採血していた場所から2cmほど離れた場所にきれいに
流れている血管発見! 「あった。あった。ここからなら採れる」と先生!やりました!
そして、エコーで針が血管に入るかどうかを見ながら調整し、素直に針は血管に入り、
無事に血液検査ができたのでした。
結果、先生の勝利ですー。おめでとうございます! 勝者!
検査用に何本分も採らないといけないから、流れのいいちゃんとした血管でないと、すぐに
詰まるので、生きのいい血管(笑)があって、本当によかった。
そして、次回からはもう、エコー検査で採血することが決まったので、
ここまで時間はかからなくなりそうです。
先生、本当にありがとうございます! 三拝九拝してみなさんに謝罪と感謝しました。
ちなみにこの担当医は私とは相性のいい先生で、私がふざけたことばかり言っても
乗ってくれる楽しくて回転のいいすてきな先生。
入院中、看護師さんとの雑談のときに、担当医の話しとなって、その看護師さんも
その先生が大好きなのだと話してくれました。「優秀でカッコイイ先生」だそうです。
思い切りもよくて、本音で話してくれるし、気持ちに寄り添ってくださる。
いい先生に出会えてよかった。
以前の入院のときは、「あんたが交通事故とかで入院して来たら、俺は助けないね。
こんな血管で助かろうとは思うな」と暴言を吐かれたことを思い出します。
あのときは暴言まつりだったなあと。今ならパワハラになりますね。
その話をしたら、担当医は「ひどいことを言いますね」と静かに怒ってくだって、
「手術のときに見たら、とてもしっかりとしたきれいな正中が走っていて、
だから、ほかの血管が細くても動脈硬化だとか、そういったこととは無縁なんですよね」と
褒めて? くだったのです。なんという違いでしょうか。
最初の手術時もこの先生に診ていただきたかったな。…って、そのころは、先生はまだ
子供でしたよね(笑) おいくつか知らないけど。
タイトルを書いて息巻いておりましたが、本日も看護師さんVS私の血管のラウンド1がスタート!
あー。残念ながら、血管に敗者した看護師さん登場。ほんとに申し訳ないんですが、前回のとき、
ものすごく時間をかけてトライしてくださったんですが、あまりお上手ではなかったのです。
もちろん、今回も採血できずに失敗続き。そして、この方はほかの方に絶対に交替しない。
時間だけが無駄に過ぎるのは前回、学習済み。
あちこち刺され続け、私もへとへと。で、今回は早めに白旗。前回は2時間以上で看護師さんが白旗だった
けど、今回は、引き下がらない看護師さんに私が白旗。
「申し訳ありません。何だか気分が悪くて(ほんとにめまいがひどかった)」
「そ、そうですよねー。こんなに刺していたら痛かったでしょう」
というわけで、担当医に相談の伝令。で、担当医のいる科の看護師さん登場。ふただひ、椅子に
座らせられる。そしてまた、刺される。出ない。刺される。出ないを繰り返す。うー。
前回の採血で潰れた血管が復活することを期待したけれど、復活していない気がする。
そして、応援看護師さんも白旗。2ラウンドめも血管の方の拒否が攻め勝つ。
そして、採血センターから担当の科に移動。「先生が診るそうです」と看護師さん。
処置室に先生(若き美人女性)登場。「困りましたねー」と言って、先生もトライ&エラー。
「動脈からでも」と、手首の動脈にぶすっ。
いったーい。いたたたたた。痛いんですよぉ。ここ。うー。
「あ。手術のとき、ここも細くて針が入らなかったんだ」とつぶやく。採れませんとも(苦笑)
3ラウンドも血管の拒否姿勢は固し。頑固者めっ。
先生、思い切ったように質問される。
「うーん。それじゃ、鼠径部かな? 採ったことあります?」
「はい。昔の話しで恐縮ですが、以前の手術時も血管が潰れてしまって検査できなくなって、
担当の先生が、よしっ。鼠径部から採ろうとおっしゃって・・」
「採れました?」
「はい。1回で採れました」
そして、4ラウンドの鼠径部戦スタート。
鼠径部は恥ずかしいんですよねー。でも、今回はまだ女医さんだから安心。
前回は男性でしたし、まだ、私も若かった。それでも、鼠径部でもなんでも採ってくれーと
いうまな板の鯉状態でしたけど。刺され過ぎて、あのときも倒れそうでした。
わが鼠径部の血管を探る美しき先生の悩ましいお顔。
「うーん。血管が触れないんだよねー」
針を刺すトライに怯んでいるご様子。
鼠径部からの採血なんて、やったことがないのではないかと私も少々心配。
右側、左側、どっちもトライしようとされるも、刺せない。
「どうしよう。どうしよう・・」
私を寝かせているベッド横で俯いて悩むご様子に、私も申し訳なさMAX。
前回、2時間以上のラウンドで、看護師さんが白旗を上げて検査していないから、
今度も検査をしないというのは、先生には選択できなかったらしい。
えーっとですね。血液検査の結果はいつもはほぼ問題ないんだから、「そこまで
こだわらなくてもいいのでは?」と思うけれど、私が口出す話ではないので、
静かに見守るしかございません。ほんとにっ、申し訳ございません。
「これはエコーで見るしかない。エコーをやってみましょう」と先生。
鼠径部、試してもらうことなく、血管側の拒否成功?
「エコーできるかどうか調べてください」と看護師さんへ。
そして、今度は違う階の検査部に出向く。
エコーで見ながら採血というのは。初体験。こんなことができるとは。
以前、血管を見ながら採血ができる機械みたいなものができているといった
ことを聞いたことがあるけれど、エコーは昔からあるものだし。
そういう使い方ができるとは思わなかったので、ちょっとわくわく。
エコーで見ると、今まで採血できていた血管がすべて流れていないことが
確認できて、納得できました。おおっ。すごい。
なので、看護師さんたちもちゃんと、採れるはずの血管に刺してはくださっているのですが、
すでにその血管は流れていないので、採血はできなかったというわけです。
ごめんなさい。看護師さんたち。お手数をおかけして申し訳ないです。
血管が拒否し過ぎて、固まっていたとは。頑固にもほどがあるよ。私の血管たち。
エコーで探して行くと、流れている血管もあるけど、採血には難しい奥まった場所にあり、
「ここから採るのは厳しいなあ」と先生。
あちこち探していたら、いつも採血していた場所から2cmほど離れた場所にきれいに
流れている血管発見! 「あった。あった。ここからなら採れる」と先生!やりました!
そして、エコーで針が血管に入るかどうかを見ながら調整し、素直に針は血管に入り、
無事に血液検査ができたのでした。
結果、先生の勝利ですー。おめでとうございます! 勝者!
検査用に何本分も採らないといけないから、流れのいいちゃんとした血管でないと、すぐに
詰まるので、生きのいい血管(笑)があって、本当によかった。
そして、次回からはもう、エコー検査で採血することが決まったので、
ここまで時間はかからなくなりそうです。
先生、本当にありがとうございます! 三拝九拝してみなさんに謝罪と感謝しました。
ちなみにこの担当医は私とは相性のいい先生で、私がふざけたことばかり言っても
乗ってくれる楽しくて回転のいいすてきな先生。
入院中、看護師さんとの雑談のときに、担当医の話しとなって、その看護師さんも
その先生が大好きなのだと話してくれました。「優秀でカッコイイ先生」だそうです。
思い切りもよくて、本音で話してくれるし、気持ちに寄り添ってくださる。
いい先生に出会えてよかった。
以前の入院のときは、「あんたが交通事故とかで入院して来たら、俺は助けないね。
こんな血管で助かろうとは思うな」と暴言を吐かれたことを思い出します。
あのときは暴言まつりだったなあと。今ならパワハラになりますね。
その話をしたら、担当医は「ひどいことを言いますね」と静かに怒ってくだって、
「手術のときに見たら、とてもしっかりとしたきれいな正中が走っていて、
だから、ほかの血管が細くても動脈硬化だとか、そういったこととは無縁なんですよね」と
褒めて? くだったのです。なんという違いでしょうか。
最初の手術時もこの先生に診ていただきたかったな。…って、そのころは、先生はまだ
子供でしたよね(笑) おいくつか知らないけど。