眺める空に描くもの

高齢者女子のおひとりさま暮らしノート

ひじきのおにぎりと投げ捨てられた鋳込み茄子

2024-08-23 08:03:40 | 料理 定食
冷凍しておいたひじきの炊き込みごはんを温めておにぎりにして、
あとは常備菜を並べただけ。

あ、納豆と豆腐を入れた落とし焼きだけ作りました。

昨日、好みの違う両親のために、15品くらい用意していたと書きましたが、
おそらく、こんな常備菜を作り置きしていた気がします。

数を稼ぐとなると、1品ずつは簡単なものになってしまいますが、
手の込んだものが喜ばれるとは限らず。

東京から戻ってすぐ、鋳込みなすを作ったことがありました。
大きななすの真ん中をくりぬいて、そこに鶏ひき肉のハンバーグだねみたいなものを詰めて、
焼いてから煮込んであんかけにするといった料理。

かなり手が込んでいたし、味もおいしくできたと思うのですが、母の口には合わなかったのか、
「こんなまずいもの食べられるか」とその場でごみ箱に投げ捨てられた思い出があります。

母が食べなくても私が食べるのにと、手のかかった分、残念に思いましたが、
母は少しでも気に入らないと、烈火のごとく怒鳴り散らし、ものを投げるなどを
していましたので、いつものことかと、やれやれと思う程度でした。

そして、反省はしました。なぜ母の口に合わなかったのか。

私は東京で暮らしていたので、しょうゆ味が違ったのだと気がつきました。
九州は甘口ですからね。

関東以北の方には「味がしない」と言われる甘口しょうゆ。そうか、そうだったのか。
長年、東京で暮らしていた私はしょうゆ味は関東風になっていたんだった。

それ以来、しょうゆ味には気をつけるようにしたら、投げ捨てられるといった惨事は
免れることができるようになりました。

こういう風に怒鳴り散らして改心させることをこちらでは「いっ魂を入れる」と言います(笑)

常に母から「いっ魂を入れられて」いた私の料理の腕は母に磨かれた部分がありそうです。

でも、母は一度たりとも、私に料理を教えたことはないんですよね。

ほんと、嫁いびりみたいなことを私にはしていた母でした。

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