REIKO@Wonderland

人生は二転三転

義援金

2008-05-16 00:20:51 | Weblog
四川大地震は、このままでは5万人規模の死者を出すという見込みが出ています。
私の住んでいた成都でも余震を恐れて人民広場(毛沢東像の前)で寝泊まりしている人が多いという報道が入りました。震源地近くは1994年に九寨溝を訪れたときに通った場所です。狭い険しい山道だったことを思い出し、土砂崩れで寸断された道路に胸がつぶれる思いです。
募金は各テレビ局でも受け付けてますが、私はミャンマーと四川と両方の義援金を赤十字に送ろうと思ってます。四川の地震の報道にミャンマーがかき消されているのも、気になっています。
(口座番号は同じです)
1.救援金名称 「中国大地震救援金」
2.募集期間 
 平成20年5月14日(水)から平成20年6月10日(火)までの約1カ月間
3.救援金受付口座 
●郵便振替口座のご案内
・口座番号  「00110-2-5606」
・加入者名  日本赤十字社
・通信欄に「中国大地震」と明記して下さい。
 
1.救援金名称 「ミャンマー・サイクロン災害救援金」
2.募集期間 
 平成20年5月9日(金)から平成20年6月10日(火)までの約1カ月間
3.救援金受付口座 
●郵便振替口座のご案内
・口座番号  「00110-2-5606」
・加入者名  日本赤十字社
・通信欄に「ミャンマー・サイクロン」と明記して下さい。
 
※受領証の発行を希望の場合は、その旨を通信欄に記載して下さい。
※郵便局窓口での取扱いの場合、振替手数料は免除されます。

四川省大地震

2008-05-13 23:19:46 | Weblog
先ほど、成都の西南交通大学の程先生と電話が通じました。
(1994年から95年まで私が日本語を教えていた学校です)
成都では倒壊した建物はほとんどなく、大学も無事だということで、ほっとしました。

札幌に住んでいる私の教え子(成都に実家がある)にも電話しましたが、家族は無事だそうです。
東京に住んでいる教え子も成都に実家がありますが、家族は無事だとメールがありました。

成都は被害はあまり大きくないようですが、四川省全体では(特にチャン族チベット族自治区では)非常に大きな被害が出ているとのことで心配です。標高が高く、道も険しい場所で、普段でも行くのが大変な場所です。
成都から近くて被害が甚大だった都江堰には何度も行ったことがあるので、市内の惨状をテレビで見ていると人ごととは思えません。
四川省はほとんど地震のない地域なので、建物に耐震性はほとんどなく、煉瓦をセメントで固めたような建築物が多いので、倒壊するのは当然です。そういう意味では、こんなに被害が拡大したのは人災という側面もあるかもしれないと思います。

何か手助けになることをしたいと思っています。

大江・岩波沖縄戦裁判「勝訴!」判決報告集会

2008-04-08 08:45:09 | Weblog
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◇◆◇大江・岩波沖縄戦裁判 判決報告集会 全面勝訴!◇◆◇

日時:2008年4月9日(水)開始:18時30分 終了予定:20時30分
場所:文京区民センター3A会議室
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2005年に元座間味島の戦隊長・梅澤裕氏と元渡嘉敷島の戦隊長・赤松嘉次氏
の弟である赤松秀一氏が原告となって大江健三郎氏と岩波書店を訴えた「大江・
岩波沖縄戦裁判」の判決が3月28日大阪地裁でありました。内容は元戦隊長ら
原告側の主張を全面的に棄却したものです(原告らは2日控訴)。

本集会では勝利判決内容についての報告と、多くの支援者によって、さらに裁判
支援を強化するための集会にしたいと考えます。

「強制集団死」いわゆる「集団自決」の体験者の聞き取りを行い、「沖縄
タイムス」紙上に掲載されてきた謝花直美さんのお話もあります。
ぜひ、ご参加ください。

内容
○裁判報告
 弁護団・岩波書店から
 小牧 薫さん(大江・岩波沖縄戦裁判支援連絡会事務局長 大阪) 
○証言取材を通して見えてきた「集団自決」
 謝花直美さん(沖縄タイムス社編集委員)

日時:2008年4月9日(水)開始:18時30分 終了予定:20時30分
場所:文京区民センター3A会議室
 地下鉄都営三田線/大江戸線春日駅から徒歩0分(A2出口直上)
 丸の内線/南北線後楽園駅から徒歩3分
 JR総武線/水道橋駅から徒歩10分
 ※予約は不要です。会場に直接お越し下さい。

資料代:800円
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主催:
 大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会
 大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会(大阪)
 沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会(沖縄)
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☆予告
 沖縄戦検定意見撤回を求める4.24全国集会
 ~いらない!こんな教科書検定~
  4月24日(木)18時30分 豊島公会堂(池袋西口)にて
  資料代:800円





横須賀で「あたご」に遭遇

2008-02-26 00:32:55 | Weblog
2月24日、横須賀へ行ってきました。
横須賀では「非核市民宣言運動ヨコスカ」の定例デモに参加し、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」が企画した4・6人間の鎖のアピールとチラシまきをさせていただきました。ちょうど横須賀港に例のイージス艦「あたご」が停泊していて、こんな大きな船が前から来たら、漁船はとても避けることなんてできないだろうと思いました。横須賀の市民運動は24日の午前中に海上自衛隊へ抗議行動をしに行ったとのことでした。

さて、横須賀では8月19日に原子力空母「ジョージ・ワシントン」が来ると言われていますが、母港化を阻止する住民投票条例制定のために、一昨年に続いて第二次直接請求運動が3月6日~4月6日に行われることになりました。
詳しくは「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」サイトをご覧下さい。
http://cvn.jpn.org/cvn/
母港化阻止のためには、住民投票条例制定はどうしても達成しなければならない課題といえます。一昨年は法定数を超える署名を集めたものの、市議会では否決されてしまいました。
原子力空母母港化問題は横須賀のみならず首都圏全域に関わる大問題です。
岩国にひきつづき、ヨコスカ住民投票を支援する市民基金にもぜひカンパをお寄せ下さい。
目標額200万円、賛同金は一口1000円です。

郵便振替 00200-2-43314 ヨコスカ住民投票を支援する市民基金

岩国市長選に参加できてよかった

2008-02-11 23:40:48 | Weblog
岩国市長選挙の投票日前日2月9日、半日だけ現地に井原勝介候補の応援に行ってきました。まず事務所に一歩足を踏み入れて目に飛び込んできたのは、壁に貼ってある手紙、FAX、寄せ書きの数々。岩国市民だけでなく、全国各地から寄せられた応援メッセージでした。「政治家の名前がついた“必勝”の文字はないんですよ。井原の選挙はいつも」と、事務局副代表の方。「でも、最初は岩国市民ばかりだったのに、だんだん全国から来るようになったんです。それも、いわゆる“偉い人”じゃなくて、普通の市民ばかりですね」と。寄せ書きは函館、神奈川など、やはり一般市民の手作り感あふれるものばかりでした。この選挙はもはや一地方都市のものではなく、全国区のものになっているんだということを、強く感じさせるものでした。
「幟を持ってくれる人、いません~!?」という声がしたので、思わず「私で良ければ」と手を挙げて、井原さんのシンボルカラーの黄色に「風を起こす」という文字を染め抜いた幟を持って市役所前に駆けつけました。今回の市長辞任のきっかけになった市役所庁舎は、古い建物のすぐ隣に9割方完成している新しい庁舎が建っています。旧庁舎の2階が期日前投票の投票所で、その前が十字路になっており、4隅に立って「お願いします!」の訴え。当然対立候補の福田陣営(白い幟に青い字)の人々も立って「安心して暮らせる岩国のために!」「未来の子どもたちのために!」と声を張り上げます。私は3時間ほどその場に立っていましたが、その間に両候補の応援団は微妙に増減を繰り返し、黄色が3隅を取ったり、白が巻き返したり。それにしても期日前投票の人出は途絶えることがなく、まるで投票日当日ではないかと思えるほどでした。隣に立っている井原陣営の男性の方に聞くと「艦載機のことよりも、相手方の汚いやり方に腹が立つので絶対負けられない」といっていました。「井原になると市営バスがなくなる」「病院がなくなる」「夕張のようになる」という根拠のないデマが流され、町のレストランでそのようなことを声高に話す女性グループが現れたりするなどの状況があったと、何人かの方にも聞きました。「頭にくるから福田の事務所に電話して根拠を聞いたら答えられなかった」と、前記の男性は憤懣やるかたない表情で話していました。
私は岩国市民でもないのに、応援をしに行くのは地元にとってかえってじゃまなのではないかと思っていたのですが、「市外からも応援に来ている人はたくさんいますよ。地元だとかえってやりにくい方もいるんじゃないでしょうかね」と、一緒に立っていた地元の女性が言っていました。事実、一緒に立っていた仲間の中には岡山の方、宇部市の方などがおられました。事務所に戻ってみたら沖縄から知花昌一さんが来られていたので、今度はチラシを持って駅近くのスーパー前で宣伝活動。知花さんの三線演奏に足を止める人にさっとチラシを差し出す作戦です。
日が暮れて、6時過ぎから最後の屋外集会。長山公園のステージには井原さん、奥様、ずっと選挙に張り付いていた上原公子前国立市長、そして選挙を支えてきた市民たち。上原さんは「この選挙は岩国だけでなく、全国の選挙になりました!でも、私たちにできるのはここまで。あとは市民の皆さんに一人でも多く選挙に足を運んでいただきたい」と声をあげ、大きな拍手。つめかけた市民たちに枯れた声でお礼を述べる井原さんに「こちらこそお礼を言いたい」という市民。「私は世界一の幸せ者です」と、井原さんは声をつまらせました。
そして10日、井原さんは敗れました。悲しいかな、財政問題に絞った福田陣営の(デマの多い)戦術は市民の不安を増幅させ、徹底した組織選挙と相まって効果をあげたようです。それにしても1800票差とは、紙一枚の差といっても過言ではありますまい。井原さんと、共に闘ってきた市民の皆さんの心境を思うと、悔しいとか残念とかという言葉はとても言えません。「この国の民主主義は岩国から再生すると思ったのに、大丈夫なのか!?」と、今後のことが不安でなりません。
ただ、半日だけでも岩国の「闘う市民」の皆さんと一緒に選挙運動ができたことは、大きな財産になりました。市長は替わっても、2年前の市民投票で示された「艦載機移駐反対」の民意はなくならないし、「闘う市民」の皆さんは必ずや福田新市長に突きつけていくことと信じています。井原さんを応援した全国の皆さんも、福田新市長を監視していくはずです。市長に就任してすぐに「艦載機移駐受け入れ」となったら、黙っているはずはない。そのことを福田さんは肝に銘じるべきでしょう。

「消えた鎮守の森」岩国を知る映画会

2008-01-29 22:55:36 | Weblog
岩国市長選挙の1週間前、「消えた鎮守の森 岩国の選択第二弾」の上映会が行われます。
この映画は岩国市の問題の中で、特に愛宕山開発と米軍住宅建設問題に的を絞っています。米軍再編だけにとどまらず、地方自治、民主主義国家とは何かが問われる内容となっています。
まだご覧になっていない方は、ぜひご覧下さい。当日は上原公子さんの岩国現地最新報告もあります。

「消えた鎮守の森 東京上映とお話しの会」
1日目 2月2日(土) 18:00開演  世田谷区総合福祉センター 3F研修室
              小田急線梅ヶ丘北口・豪徳寺下車徒歩5分/世田谷線山下駅下車徒歩5分

2日目 2月3日(日) 13:30開演  キャンパス・イノベーションセンター 1F国際会議室
JR田町駅下車徒歩1分/都営地下鉄三田線・浅草線三田駅下車徒歩5分

参加費  1000円
お話    西山正啓監督 上原公子さん
主催    岩国とともに 蓮の会


また「岩国シリーズ第3弾 貧者の一灯」の試写会が行われます。こちらもぜひお見逃しなく
「貧者の一灯」(90分)試写会のお知らせ

2月5日(火) 午後7時~
入場無料
三鷹市消費者センター 三鷹市下連雀3-22-7  TEL 0422-43-7874

連絡先:
03-5477-6068(ごえんの会)
0422-32-3081(すぺーす・はちのこ)
03-5313-1525(今とこれからを考える一滴の会)
090-8508ー9722(基地はいらない!女たちの全国ネット)





「日本軍の強制」を文科省はなぜ認めない!

2008-01-20 11:25:45 | Weblog
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■ 1・22 教科書検定意見撤回を求める集会    
  ~「日本軍の強制」を文科省はなぜ認めない!~      
日時:1月22日(火) 開場18時 開会18時半 終了予定21時
場所:文京区民センター3階 3A会議室
主催:
大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会
大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会
沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会
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○日時 1月22日(火) 開場18時 開会18時半 終了予定21時

○場所 文京区民センター3階 3A会議室
 地下鉄 都営三田線・大江戸線春日駅から徒歩0分
     丸の内線・南北線後楽園駅から徒歩3分
 JR総武線水道橋駅から徒歩10分

○資料代:500円 ◆予約は不要です。当日会場に直接お越しください。
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○発言
教科書検定問題の経過報告
  石山久男(歴史教育者協議会委員長)

教科書執筆者として
  坂本昇(都立高校教員)

今回の訂正申請の問題点
  林博史(関東学院大学教授)

学校現場から
  平井美津子(大阪・中学校教員)

「大江・岩波沖縄戦裁判」結審報告
  小牧薫(大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会事務局長)

「日本軍の強制」を認めない背景
  俵義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長)
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○内容
昨年12月26日、文部科学省は、沖縄戦記述に関する日本史教科書6社8点の訂正申請について、審議経過とその結果を発表しました。

その内容は、日本軍が「集団自決」を強制したという趣旨の記述はすべて削除され、文科省、検定審議会は、あくまでも検定意見は撤回しない態度を貫いています。

これに対して沖縄では早速怒りの声があがり、28日に沖縄県民大会実行委員会が決定した政府・文科省への要請書のなかでも「『集団自決』の記述の中に『旧日本軍による強制』の語句を入れるとともに、検定意見を撤回されるよう、強く要請する」としています。「沖縄戦首都圏の会」も12月27日に文科省に改めて「検定意見撤回」を要請しました。

この集会では、検定審議会へ意見書を提出した林博史さんに、軍の強制を認めなかった訂正申請結果や意見書で主張されたことをお話しいただき、教科書執筆者、教育現場からの発言。3月に判決を控えている「大江・岩波沖縄戦裁判」の報告も行います。

ひきつづき「教科書検定意見撤回」を求める重要な集会です。ぜひ御参加下さい。
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連絡先:大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会
http://okinawasen.blogspot.com/
東京都千代田区神田神保町3-2 千代田区労協気付
E-MAIL okinawasen@gmail.com
TEL 03-3264-2905 FAX 03-3264-2906
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「ひめゆりの少女」宮城喜久子さん講演会

2007-12-16 14:01:37 | Weblog
宮城喜久子さん(ひめゆり平和祈念資料館・運営委員/証言委員)講演会が今度の土曜日に行われます。教科書検定問題と大江・岩波裁判が大詰めのこの時期、ぜひご参加下さい。

2007年12月22日(土) 
13時開場 13時30分開始 終了予定16時30分

********************
ひめゆりの少女
―私の戦場体験 そしていま伝えたいこと―
********************

沖縄戦開始の日の夜、「赤十字看護婦の歌」を歌いながら陸軍野戦病院へと出発したひめゆり学徒隊。十代の少女たちが戦争のなかを生きた。多数の住民を死に巻き込んだ沖縄戦の実相――。
そして「沖縄の人は許せないと思ったら政治をひとまず置いて、一致団結できる。それは『命どぅ宝』という経験。日本本土や政府に悲劇の教訓を訴えないといけない」と、教科書検定問題など、沖縄人としていま胸に渦巻く思いを語っていただきます。


★映像証言★
 金城重明さん(沖縄・渡嘉敷島「集団自決」体験者)
 2005年に渡嘉敷島で収録した30分の現地証言です。
●大江・岩波裁判大阪地裁結審(12月21日)の報告
 柴田 健さん(沖縄平和ネットワーク首都圏の会代表)
●教科書検定「訂正申請」をめぐる最新の状況
 石山久男さん(教科書執筆者・沖縄戦首都圏の会呼びかけ人)

*資料代 800円

*会場
 青山学院大学青山キャンパス(渋谷区渋谷4-4-25)
 11号館7階 1173教室

交通アクセス  http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
 ・ JR山手線、東急線、京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂方面の出口より徒歩10分
 ・ 地下鉄「表参道駅」B1出口より徒歩5分
 キャンパス地図 http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html
 11号館は正門から。構内がやや入り組んでますから余裕をもってお出かけください。
◆予約は不要です。当日会場に直接お越しください。

宮城喜久子(みやぎ・きくこ)さんの略歴
1928年、勝連村(現・うるま市)に生まれる。41年4月、沖縄県立第一高等女学校入学。
45年3月23日、4年生在学中に沖縄陸軍病院(南風原陸軍病院)に動員される。同月29日、戦場で行われた卒業式で第一高女を卒業。同年6月21日、喜屋武荒崎海岸で米軍に収容される。
1946年8月、沖縄文教学校師範部卒業、以降1986年まで教職に就く。1984年より沖縄戦体験の証言活動を続けている。
著書『ひめゆりの少女―十六歳の戦場』(高文研)

主催:沖縄平和ネットワーク首都圏の会
   連絡先 03-3295-3415 高文研内 山本
E-MAIL:metro@okinawaheiwa.net ホームページ:http://okinawaheiwa.net/metro/

協力:大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会

国の「いじめ」と闘う岩国~米軍再編に異議あり!

2007-11-30 08:48:30 | Weblog
山口県岩国市はいま、「米軍再編」による米空母艦載機部隊の厚木基地からの移転を拒否して、地方自治と民主主義を守るために闘っています。首都圏で米軍基地問題と取り組む私たち女性5名は、その岩国市を11月23、24日の2日間訪問し、現地の生の声に触れる貴重な機会となりました。ここに簡単に報告すると同時に、この12月1日に行われる「国の仕打ちに怒りの1万人集会in錦帯橋」への参加を呼びかけます。
米空母艦載機部隊が厚木基地から岩国基地に移転することが明らかになったのは、2005年10月、いわゆる米軍再編「中間報告」のときでした。この部隊は59機で編成され、1996年の「沖縄に関する行動委員会(SACO)」ですでに普天間基地からの移転が決まっている空中給油機(12機)と合わせると、岩国基地に駐留する航空機は120機となり、現在の2倍以上の規模となります。また人員も約4000人増加して1万人となります。しかも空母艦載機は訓練が頻繁で、その騒音は厚木基地の騒音訴訟にみられるとおり、すさまじいものです。米軍再編の内容について、日本政府は対象自治体と十分に協議もせず、住民への説明もありませんでした。岩国市に対しても、また然りです。
岩国市は空母艦載機の移転が取りざたされるようになった2005年春以来、移転を受け入れられない旨を繰り返し日本政府に伝え、市議会も全会一致で反対決議を挙げました。そしていよいよ移転が明らかになると、井原勝介市長の積極的な意向もあって、市は住民投票の実施に動きました。2006年3月12日、住民投票が実施され、有効投票数の89%が受け入れに反対(全有資格者の51.2%)という結果となり、岩国市民は民意として「米軍再編を受け入れない」ことを明確にしました。住民投票の1週間後に岩国市は8市町村が合併して大きくなり、4月の選挙で井原市長は圧倒的な支持で勝利しました。
ところが日本政府は同年12月、岩国市庁舎の建て替え費の補助金(2005年度から3年計画)の最終年度分35億円を突然カットしました。この補助金は前記のSACOによる空中給油機受け入れの見返りとしてすでに2年間支払われてきたもので、米軍再編とは関係のないものです。それなのに「米軍再編を受け入れなければ支払わない」というのは明らかに約束違反です。今年国会で可決した「米軍再編特措法」による再編交付金も、岩国市は対象からはずされました。それに加えて、山口県の事業として行われてきた愛宕山住宅地開発が突然米軍住宅に転用される話が持ち上がるなど、まさに国による「岩国市イジメ」の様相となってきました。
国の仕打ちをゆるさない!いま、岩国市では市長も市民も怒っています。市庁舎建て替え資金については、市民が「岩国市新市庁舎募金の会“風”」を今年5月にたちあげ、市長も街頭に立って募金活動をはじめました。市議会では米軍再編容認派が3分の2を占めるなど苦しい状況で、市庁舎建て替え資金として合併特別債を当てる予算案が4回にわたって否決されるなど市長は窮地に立たされています。私たちがお話を伺ったとき、市長は「艦載機部隊が来ることよりもっと恐ろしいのは、国のこのような手法がまかり通ってしまうこと」と語り、今回の米軍再編拒否が「岩国の自治と民主主義を守るための闘い」であることを強調されました。
11月24日は連休の中日でしたが、朝9時半から市内で開かれた市長後援会主催の集会には250人がつめかけました。その前で井原市長は「丸刈り」の頭を披露して、改めて「身を挺して市民を守る」決意を述べました。そして午後から隣の広島市で“風”のメンバーと街頭募金に取り組みました。
そして12月1日(日)14時から「国の仕打ちに怒りの1万人集会in錦帯橋」が、錦帯橋下の河原で開催されます。ご都合のつく方はぜひご参加下さい。そして来年2月2日、3日の2日間、東京では西山正啓監督が岩国の愛宕山開発問題を記録した映画「消えた鎮守の森」上映会を行うことになりました。都合がつけば井原市長も来て下さいます。詳細はまだ検討中ですが、こちらもよろしくお願いします。
なお、岩国市庁舎建設資金カンパは以下へよろしくお願いします。
「岩国市新市庁舎募金の会“風”」01310-2-96617


大江・岩波沖縄戦裁判報告と「訂正申請」

2007-11-13 23:52:44 | Weblog
明日11月14日(水)連続講座第4回のご案内です。
転送歓迎 是非ご参加ください。


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■11・14 連続講座第4回
 大江・岩波沖縄戦裁判報告と「訂正申請」
主催:大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会
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○日 時:11月14日(水)開始18時30分 開場:18時
○場 所:岩波セミナールーム
  岩波アネックスビル3階
  地下鉄半蔵門線/都営三田線/都営新宿線神保町下車すぐ
○参加費:500円

講師:小牧薫さん
  (大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会事務局長 大阪)
  :坂本昇さん(教科書執筆者)

大江・岩波沖縄戦裁判の第11回口頭弁論が9日、大阪地裁で開かれ、原告梅澤裕
氏、赤松秀一氏、被告大江健三郎氏の双方の本人尋問を終えました。
今回の法廷での模様を、地元大阪の大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会事
務局長の小牧薫さんをお招きしご報告いただきます。

また、11月1日より教科書会社会社から文科省へ「訂正申請」が提出され、教科用
図書検定調査審議会での審議がはじまる中、検定対象となった日本史教科書の執筆
者、坂本昇さんにご発言いただきます。

┏┏┏┏ 予告 12・3 沖縄戦 教科書検定意見撤回を求める全国集会 
┏┏┏    日時:2007年12月3日(月)18時30分 開場18時 
┏┏      場所:九段会館(地下鉄九段下(4番出口)から徒歩1分
┏   主催:東京沖縄県人会(予定)沖縄戦首都圏の会
       予定 証言 金城重明さん 渡嘉敷島での強制集団死体験者
          詳細は追って
       当日昼から宣伝・要請行動予定
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主 催:大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会
http://okinawasen.blogspot.com/