逮捕の女「包丁とハンマー持ち、家まで案内」…父親が元交際相手刺す

　宮城県大崎市で男性（２１）が刃物で刺され重傷を負った殺人未遂事件で、男性の体には左脇腹に刺し傷が１か所あるほか、左脇腹と首付近に３か所の傷があることが古川署への取材でわかった。現場からは血のついた文化包丁（刃体約１８センチ）が押収された。同署は致命傷を狙った強い殺意があったとみて、動機などを調べている。

　同署によると、殺人未遂容疑で逮捕された元交際相手の同市鳴子温泉、アルバイト中鉢瑞帆容疑者（２１）は４日午前４時１０分頃、父親の涌谷町小里、職業不詳西條悟容疑者（４３）（自殺）と共謀して男性宅に侵入し、男性を刃物で複数回刺して殺害しようとした疑い。男性宅には窓ガラスを割って侵入しており、現場からは犯行に使われたとみられるハンマーが見つかった。

　中鉢容疑者は同署の調べに対し、「包丁とハンマーは持ってきた。男性の家まで父親を案内した。同じ車で移動した」と供述する一方、「父親がやったこと」と容疑を否認している。




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