住宅などで5人死傷 銃刀法違反容疑で男逮捕

神戸市で、高齢夫婦と近所の女性が刺されて死亡し、警察は現場近くで包丁を持っていたとして高齢夫婦の孫を逮捕しました。

現場となったかやぶき屋根の住宅で、83歳の祖父が玄関で倒れ、祖母は縁側で見つかりました。2人とも刺し傷が数ヵ所ありました。午前6時20分ごろ、神戸市北区の住宅で、「誰か来てくれ」と男性の声で通報がありました。住宅では、南部達夫さん（83）と妻の観雪さん（83）が刃物で刺されて倒れ、さらに近所の家の車庫で、血を流した辻やゑ子さん（79）も見つかりました。3人とも死亡が確認されました。警察は現場近くの神社で、血のついた刃物と金属バットを持っていた無職の竹島叶実容疑者（26）を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。

目撃者は、「警察官が来たからといっても逃げない。警察官の方にどんどん向かっていっていた」「金属バットを左手に持っていた。右手に刃物を持っていたかは遠くて見えなかったけど、警察官が『刃物を捨てなさい』みたいな感じで言っていた」と話しています。竹島容疑者は、死亡した南部さん夫婦と同居する孫で、警察に対し、「攻撃するために包丁を持っていた」と話しています。さらに竹島容疑者の母親（52）と別の近所の女性（65）も刺されて重傷です。この2人は、命に別状ありません。警察は、殺人や殺人未遂の疑いでも竹島容疑者を取り調べる方針で、詳しい動機の解明を急いでいます


こわいわー