こんばんは、cathyです。
毎朝、連ドラ「あんぱん」を見るのが日課なのですが、今朝の放送は圧巻でした。
岩男の最期、リンくんの苦悩、八木上等兵の取り乱した姿。
すべての演技が凄まじく、胸に迫ってきました。
そして何といっても、二宮和也演じるお父さんの登場。
ニノがこの役に起用されたのは、きっと今日のこの出番のためだったのだな、の納得がいきました。
抑えた声のトーンで発せられる言葉には、戦争を憂う気持ちと、我が子を思い、慈しむ気持ちが溢れていました。
嵩を見つめるまなざしも、愛情深く、まさに父親のそれでした。
去り際の
「嵩・・大きくなったな。」
というセリフにもぐっときてしまって。
(このセリフ、ニノからの提案だったそうです。つくづく凄い方です。)
なにか、ひとつの映画を見たかのような、圧倒的な15分でした。
最後に健ちゃんが出てきてくれたのもホッとしましたし。
それに、今日の放送ではOP映像や主題歌の流れない演出がなされており、それも、ドラマの内容をしっかりと心に響かせる、考えられた演出だったと思います。
先週、今週と、戦争の描写が続き、重苦しい展開ではありますが、でもこれが日本のたどってきた史実。
それぞれの立場で、戦争に否応なく巻き込まれていき、人として極限の日々を送る。
それを見ながら想像することしか自分にはできないけれど、それでも、つらさ、悲しさ、不条理さ、そんなものを感じて、戦争というものの愚かさをあらためて感じる、大切な機会だと思っています。
ドラマの中でもまだこれからつらい日々や悲しい別れが待っているかもわかりませんが、目をそらさずに見届けたいと思います。
「あんぱん」、良い作品に出会えました。
では、また。
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