先日、本屋で目に留まりました。
軍隊の敗戦と言う事は巷に溢れていますが、技術者の敗戦にフォーカスしたことは新鮮味を覚え購入しました。
ネタバレになるので詳細はお教えできませんが、ザックリと。。
敗戦なので、戦時中に軍との技術のやり取り、陸海軍の科学軽視の姿勢についてが中心かと思いましたが、読んでいくと戦時中の研究技術や技術者が敗戦後にどのような活躍をされたかが中心的でした。
個人的には戦時中の取り組みや失敗についてもう少し掘り下げが欲しかったかなぁと言う所が感想ですが、戦前・戦中の技術や技術者がいかに戦後に役立ったかまた活躍されていったがわかります。このような方々の努力や積み重ねが、朝鮮戦争の景気だけで無く、人・技術の基礎があればこそ高度成長を支えたのだと感じました。
今、何気に利用しているが利便性が、色々な歴史を積み重ねを経てきたのだと思いました。切り口としては非常に面白かったしプロジェクトXを彷彿させる内容でした。
電波兵器で負けたと言うが・・・何もしていなかったわけじゃないんですね。