詩集 裸心全通(らしんとおる):羅針全通:Rasin Toru  

現在、羅針全通(らしんとおる)となりました。「愛のある詩」を、「愛の詩」を創作しています。

詩:田舎のおばさん      裸心全通(Rasin Toru)

2013-06-16 19:57:16 | 
詩:田舎のおばさん

赤あみの くり袋
お家の 脇に さりげなく

人こいし 人 恋し
たまには 話して 笑い たい

玄関 座って ながめて る

何を 想って ながめ てる

裏の 畑を 眺めてる

ずっと 動かず ながめてる

もんしろちょう の たわむれ に

遠く 心を うばわれ て

のどか な 時間 が

せめてもの

救いの 泉

自然の 恵み を 糧にして・・

心 は  いづこ  たわむれる

遠くを 想うような 毎日

もう 補聴器がないと 聞こえない

見えるもの すべてに ・・・

聞こえてくるもの すべてに ・・・

先に逝った おっとう の

面影  いつも 探し て いる

ときどき 寂しく

肩 おと す

去年に  喧嘩してしまった
都会の 子らへ 送る はずの・・・

その まんま

赤あみの くり袋

お家の 脇に さりげなく

 
 
 
 裸心全通(Rasin Toru)



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