全力少年リッくん!! 

いつも全力!! 難病と闘う猫・リク(ラパーマ♂)の闘病日記

進む症状

2015-06-28 22:12:10 | リク
このひと月で10歳位歳をとった様になってしまったリク。
階段はもちろん、トイレのフチも上がるのに一苦労する程だ。

今朝、ベッド脇でバタバタと音がして起こされた。
見てみるとリクが左の後脚を上げてグルグル回っていた。
どうやら首を後脚で掻こうとしたが、麻痺が進み足が首に届かず回ってしまうようだ。
後脚の感覚もだいぶ無くなってきていて上手く制御出来ない感じだ。
制御出来ないのは足だけでは無いのかもしれないが。

ホームドクターの話では、この先どうなるのかはわからないそうだ。
もっとゆっくり進行することを勝手に想像してしまっていただけに、新たな症状が出る度に動揺してしまうし、残された時間を考えると恐怖すら感じる。
動画や写真を撮って記録するのもブログに書くのも苦しいが、リクはもっと辛いよね…

体重3.9kg
食欲がまだあるのが救いだが、発症前に比べたら食べる量はだいぶ減ってしまった。
今は食べたい時に好きなものを好きなだけあげている。
最近、外へお散歩に出すようにした。
初めは抱いたまま歩くだけでもビクビクしていたが、今では玄関ドアの前で催促する程に。
駐車場の車の周りを回るだけでも楽しいらしい。

あと数日で1歳の誕生日。恐らく最初で最後の誕生祝いだろう。しっかり心に刻みたい。

検査結果

2015-06-21 22:41:26 | リク
ホームドクターから連絡があり、ライソゾーム病の検査結果の報告を受けた。
やはりと言うか、残念ながらリクは『クロ』だろうとのこのだった。
ただし、ライソゾーム病のどのタイプかは生検してみないとわからない。
後日、詳しく説明して貰えるので質問を考えておかないといけない。

一方、ラムの方は発症しないだろうとの結果だったので少しホッとした。


このひと月でリクの病状はだいぶ悪化した。
最近では寝起きでフラつくようになってきた。
食欲はあるが、以前より量は食べなくなった。
体重は変わらずの4キロだが、筋肉量は落ちている気がする。
大好きだった猫じゃらしも追わなくなった。或は追えないのか?

年末までは生きていて欲しいが、このペースでは難しい気がしている。
短い一生を全力で駆け抜けようとしているようだ。
もっとゆっくりしていって良いんだよ、リッくん。

ライソゾーム病

2015-06-14 18:34:01 | リク
ライソゾーム病を知ったのは去年の8月頃のこと。

ラムの前に産まれた兄姉に難病と闘病中の子が出て、繁殖を断念すると知り問い合わせた。
歩行や視力に障害が出る難病と聞き、調べてみると殆どがすぐに死んでしまうようだった。

『そんな病気があるのか』『かわいそうに』
その時には既にリクは産まれていたが、譲り受ける考えも無かったのでどこか他人事だった。

ラムが発症しない事を願った。

今のところラムには病気の兆候は出ていない。
リクを引き取る時、ライソゾーム病の危険がある事は分かっていたが、
楽観的な考えで『多分大丈夫だろう』と思っていた。
そしてつい最近までそう思っていた。元気いっぱいのリクに病気を疑うことはなかった。

その後、獣医さんにあちこち調べて頂き、鹿児島大学で検査して貰えることになった。
先生の話ではまず「震えてますか?」と聞かれたそうだ。
今のところ震えは無いが、始まったら危険な兆候なのだろう。
ラパーマだと伝えると「あぁ、なるほど」との反応だったらしく、どうやら兄姉と同じ所に辿り着いたようだ。
残念ながら兄姉猫のその後はわからないそうだ。

血液と尿を送って遺伝子検査をするとの事で、結果が出るのに時間がかかるらしい。
先日、ラムとリクの採血・採尿をしてもらったのだが、首のあたりから採血した後、
お腹にエコーを当てながら膀胱に注射器を刺しての採尿だった。
看護師2人に羽交い締めにされての注射で、今迄に聞いたことの無い怯えた叫び声をあげていた。
嫌がる猫達を押さえつけないといけないので、先生たちの心も痛そうだった。
血統書のコピーも付けた。動画も幾つかメールで送った。
5月のGWには問題無いようだったのがたったひと月でかなり症状が進んだ事が分かった。


全力少年

2015-06-03 18:56:35 | リク
リクがウチの子になったのは、2014年11月1日。
リクがちょうど4ヶ月になった日で、ラムの1歳の誕生日翌日だった。
ラムとリクは同じ両親から生まれた実の姉弟。

出会いはラムを譲ってい頂いたブリーダー宅を訪問した時のこと。
実は他の子を見せてもらうことが目的だったが、特に愛想を振りまくこともせず、猫じゃらしによく反応しているリクがとても気になった。

そしてすぐにリクをお迎えすることを決意。

車でお迎えに行き、連れて帰る間中、不安からか大声で鳴き続けていた。
連れ帰る前に獣医に診せ、体調に問題なし!のお墨付きを頂き、自宅へ。

リクが初めて我が家に来た日、ラムの反応も考え、別室でしばらく様子をみるつもりだったが、リクはとにかく元気いっぱい!
体全体で声を出しているかのよう。しかもかわいい声なのだ。
当然、家中にリクの大きな声が響き渡り、ラムは落ち着かない。
仕方なく、その日のうちにラムとリクを引き合わせることにした。

ラムはシャーシャー威嚇をしているのに対し、リクはお構いなし!全然気にしないマイペースな子。
パンチされても自分から近寄り、おもちゃで遊ぶ。食欲も旺盛で、ラムの分まで食べちゃう。

そして私たちはこの子たちに心底魅了されていくのであった。

そんな全力で食べ、全力で遊び、全力で鳴く、リクに因んで、
ブログタイトルも「全力少年リッくん」にしたのだ。

もしかしてあの病気?

2015-06-02 21:13:01 | リク
「リフォームしてキャットウォークを作ろう」
そんな話をして計画を練っていた時、突然異変が起きた。

リクの目が見えなくなり、眼科の専門医に予約を入れたあとで、ふとリクの身体の異変に気付いた。
右の後脚が動き辛いようだった。
「まさか…」
頭をよぎるのは「ライソゾーム蓄積症」と言う病気だった。
遺伝子異常が引き起こす神経の病気で、ラムとリクの兄や姉が相次ぎ発症していた。
治療法はなく、直ぐに死に至る難病だ。

改めて調べてみると症状の例の中に「盲目」とあった。以前調べた時には見落としていた。
直ぐに獣医と相談し、眼の検査よりもライソゾーム症の検査を優先する事にした。

まだ生後10カ月なのに。
その日は絶望して夫婦で泣いた。