グッド・オーメンズ

	グッド・オーメンズ シーズン1第1話「天使と悪魔」
	マイケル･シーン,デヴィッド･テナント,ジョン･ハム,フランシス･マクドーマンド
	メーカー情報なし

Good Omens Season 1

　神が天地を創造した頃、天使のアジラフェルはリンゴの木を守っていたが、悪魔のクロウリーはリンゴを狙う蛇だった。アジラフェルは神から授かった炎の剣をアダムに渡して救おうとする。そんな中、ハルマゲドンを起こそうと悪魔が反キリストを人間の赤ん坊とすり替えた。だが聖ヴェリルの修道女はすり替える相手を間違えていた。悪魔は修道院を燃やしてしまう。アジラフェルとクロウリーは、地球への愛着を深めていた。そんな２人にとって地球の滅亡は最悪のニュースだ。アジラフェルとクロウリーは、ハルマゲドンを阻止しようと結託。反キリストをバランスよく、人間らしく育てようと試みる。
▼以下、ネタバレあらすじです

　クロウリーは子守として、アジラフェルは庭師として反キリストであるウォーロックを見守る。クロウリーは邪悪に育っていると地獄に報告し、アジラフェルは光の側の影響を受けていると天界に報告する。誕生日の15時に地獄の猟犬が放たれ、反キリストに名付けられるとハルマゲドンが始まるという。ところがウォーロックの前に猟犬は現れない。本物の反キリストはアダムの方だった。アダムが“ドッグ”と名付けると猟犬は可愛らしい仔犬の姿で彼の前に現れる。地獄の猟犬が放たれ黙示録の四騎士が召喚される。

　300年前、魔女の疑いをかけられたアグネス・ナッターは住民を巻き込んで爆発する。彼女の予言書のお陰で子孫は繁栄した。子孫のアナセマ・デヴァイスは反キリストを捜してロンドンへやってくる。一方、魔女狩り軍のパルシファー少佐の子孫ニュートンは不運に見舞われ続けていた。ニュートンは魔女狩り軍のシャドウェル軍曹と出会う。一方、何年間も違う少年の監視をしてしまったアジラフェルとクロウリーは、本物の反キリストの居場所を見つけなくてはならない。2人が乗った車にぶつかったアナセマは車に予言書を置き忘れてしまう。予言書を手に入れたアジラフェルは、タッドフィールドのヤング家に反キリストがいると手かがりを掴む。

　アジラフェルとクロウリーはノアの箱舟やキリストの磔刑などを共に見届けてきた。アジラフェルの窮地を何度もクロウリーが助けた。アジラフェルもまた彼を助け6000年も友情を育んできた。現代、アナセマはアダムと親しくなるが彼のオーラが見えず反キリストとは知る由も無い。アジラフェルは本物の反キリストは他の場所にいると天界に報告。シャドウェル軍曹はタッドフィールドの11歳の少年を捜す任務をクロウリーから依頼された後に、アジラフェルからアダムを捜すよう依頼される。原子炉から中身が消え、レモンキャンディが残る事件が起こる。アダムが本当だと思うことが現実となったのだ。

　大西洋の隆起した場所でアトランティスが発見される。ガブリエルはアジラフェルがクロウリーと結託しているとの報告を受ける。地獄にもその情報が入りクロウリーの企みを暴こうとする。配達人は最後の四騎士である死に伝言を届ける。その頃、アダムの捜索を命じられたニュートンは宇宙船と遭遇し、万物の平和や宇宙の調和に関するメッセージを伝言される。日本の捕鯨船の前にクラーケンが現れる。ハスターと悪魔たちはハルマゲドンの地で反キリストと猟犬と四騎士を待っていた。ウォーロックは反キリストではなく、クロウリーがやらかしたと気づく。

　地獄に失敗がバレたクロウリーは聖水の罠を仕掛け、ハスターをテープの中に閉じ込める。アジラフェルはミカエルとウリエルからどちら側に付くのか詰め寄られる。一方、アナセマはニュートンから世界の終わりはタッドフィールドで起こると聞き、アダムが反キリストだと気づく。アダムは友達を帰らせずハルマゲドンを起こそうとしていた。アダムを止めようとするアナセマとニュートンだが外では竜巻が起きていた。2人は嵐の中だというのにセックスする。アジラフェルは天界のメタトロンに戦争を避けられると訴えるが、戦いに加わるよう告げられる。それを見ていたシャドウェル軍曹はアジラフェルが悪魔だと勘違いし、アジラフェルは開かれたゲートから天界へ召され、彼の書店は炎上してしまう。

　アジラフェルとクロウリーは、アダムと四騎士が黙示録を始めるのを防ぐため、タッドフィールドにある空軍基地へと急ぐ。肉体を失ったアジラフェルは降霊術をしていたマダム・トレーシーに乗り移る。シャドウェル軍曹はそれに気づくが、反キリストを殺す武器を提供する。その頃、クロウリーは炎上する道路で足止めされていた。アダムは力に目覚め、M25号線は燃え盛る魔法のリングとなった。クロウリーは燃え盛る道路を突破するがハスカーは消滅する。友人たちとドッグがアダムから去ろうとすると彼は世界の終わりを止めようとする。だが四騎士が空軍基地に到着し、アナセマとニュートンも予言に従って空軍基地へ。四騎士は全ての電力を掌握し、世界中を戦争に仕向ける。アジラフェルはクロウリーと合流し、アダムと子供たちも空軍基地に到着する。

　四騎士と対面したアダムはどちら側につくのか選択を迫られる。アダムはマダム・トレーシーとアジラフェルを分離し、平和や美しい世界、食べ物を信じるアダムの友達たちは四騎士を消し去る。コンピュータと相性が悪いニュートンが触ると、ミサイルの発射が止まる。そこへガブリエルとベルゼブブが現れハルマゲドンを始めて欲しいとアダムに求める。アダムは友人たちが退屈しないように遊びを考えるのに精一杯で、これ以上の世界はいらないと突っぱねる。アジラフェルとクロウリーは「偉大な計画は言葉に表せない神の計画で、内容は分からない」とガブリエルとベルゼブブを混乱させる。

　アダムの父親サタンが息子を見つけ、怒りで大地を揺らす。アジラフェルとクロウリーはアダムに現実を思い通りに書き換えられると話す。サタンが現れるとアダムは父親じゃないと突き放し、サタンを消して現実を変えてしまう。そこへアダムの父親が迎えに現れる。四騎士のアイテムは回収される。アダムが現実を再起動したため世界は以前住んでいたものとほぼ同じになっていた。アジラフェルの書店もクロウリーの車も元どおりになっていた。ある日、天使に拉致されたアジラフェルは地獄の業火に焼かれようとし、地獄で裁かれたクロウリーは聖水で消滅する刑に処せられようとしていた。一方、ニュートンは何世紀か前の遺産を受け取る。それはアグネス・ナッターの予言書の続編だった。そしてシャドウェル軍曹はマダム・トレーシーとの関係を良くする。

　アジラフェルは燃え死ぬことはなく、クロウリーもまた聖水で死ななかった。天国も地獄も2人を放っておくことにする。実はアグネスの指示どおり、二人は入れ替わっていた。クロウリーに少しだけ善い心があり、アジラフェルに少しだけ悪い心があったのが良かったのだ。天国の側も地獄の側も一息ついた後にハルマゲドンよりでかい天国対地獄対人間の戦いを企んでいると危惧する。アジラフェルとクロウリーはリッツでランチを楽しむ。

＜登場人物＞
◆アジラフェル（マイケル・シーン）／地上に住む天使でアダムに炎の剣を渡してしまった
◆クロウリー（デヴィッド・テナント）／地上に住む悪魔で、イヴに知恵の木の実を食べさせた蛇
◆ガブリエル（ジョン・ハム）／大天使
◆アダム・ヤング／反キリストの少年
◇アナセマ・デヴァイス（アドリア・アルホナ）／アグネス・ナッターの子孫
◆ニュートン・パルシファー（ジャック・ホワイトホール）／魔女狩り軍の子孫でコンピュータと相性が悪い
◆シャドウェル軍曹（マイケル・マッキーン）／魔女狩り軍の生き残り
◇マダム・トレーシー（ミランダ・リチャードソン）／シャドウェルの家主で、霊媒師で娼婦
◆ハスター／地獄の公爵。頭に蛙が乗っている
◆ウォーロック／アダムと同じ日に生まれたアメリカ外交官の息子

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とにかく出演者から脇役ゲストまで豪華な顔ぶれ！四騎士の戦争がミレイユ・イーノスだったり船長でデヴィッド・モリッシーが登場。声だけだとサタンがカンバーバッチで四騎士の死がブライアン・コックス。
天使と悪魔が6000年も友情で結ばれてるってかわいいな。最初の頃も翼で雨宿りさせてあげてたりしたし。長年互いのピンチを補い合っていて、友情を育んできた訳ね。最後の最後でも入れ替わって親友を守ってお見事だった！
実はマイケル・シーンが苦手だったんだけど（マスターズ・オブ・セックスの印象が良くなかった）、ふわっとしたアジラフェルが可愛くて克服できた。
アダムが反キリストだったからこそ世界の滅亡を防げた。まず、猟犬があんな可愛くなった時点で吹いたw危うい時もあったけど友人たちの導きによって軌道修正されたし、何より普通の家庭に育ったのが良かったんだと思う。
アナセマとニュートンは嵐の中なのに何してんのってツッコミたくなったけど、この二人も滅亡の阻止には欠かせない人物だった。触るだけでPC壊しちゃうのが役に立つなんてねw
シャドウェル軍曹も飛んだ勘違いをしてたけど、売女なんて罵ってたマダム・トレーシーといい感じになっちゃって。そういや結構な割合で差別用語が飛び交ってましたね。
サタンが消えちゃって地獄はどうなるんでしょうね。次なる世界崩壊も計画されそうなので、アジラフェルとクロウリーものんびりしていられるのも今のうちだけかな。リッツでランチしちゃう天使と悪魔が新鮮だった。
それと奇想天外な展開にQueenの曲が妙にマッチしてたw

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