ハンニバル シーズン2 ＃12「Tome-Wan（止め椀）」

	Hannibal Season 2 Volume 1
	Brian Reitzell,Brian Reitzell
	Lakeshore Records

HANNIBAL Season 2 #12 Tome-Wan

　マーゴの身体に傷を負わせた彼女の兄メイスンの処置について話し合うレクターとグレアムは、彼を殺すことで意見が一致する。次の面談で殺してはと意見するが、彼が私を殺そうとするかもと否定的な回答をされる。グレアムはレクターが豚の餌にされる最高の展開を妄想する。
※以下、ネタバレです。

　レクターは次の診療でメイスンにナイフをチラつかされ、無礼な振る舞いをされる。マーゴはわざと目立つ傷を付けられていた。兄に負け、もはや解決策はないと弱気になっていた。グレアムとレクターは強さを見せろと励ます。

　後日、グレアムとクロフォードは、どのようにレクターを追い詰めていくかを議論する。レクターは自分にメイスンを殺させる気だが、彼に殺させるよう仕向け殺そうとしたら逮捕すると計画を立てる。そして、かつてレクターのセラピーを担当していた精神科医のデュ・モーリア博士を呼び寄せ、彼女の知るレクターの本質を聞き出すのだった。

　訴追しないと保証すると、デュ・モーリアはレクターに影響され患者を殺したと告白。「彼は強要せず誘導した、誰かを殺すよう誘導されなかったか」とグレアムに問う。レクターが捕まるキッカケは優れた審美眼と狡猾さに酔いしれた“気まぐれ”しかないと助言する。

　その夜、メイスンの問題を解決するには狩って楽しみを分かち合うと言うレクターにグレアムはアビゲイルに命を奪わせ弱みを握ったと切り込む。彼女との絆を奪い、子供を持つ夢を奪い、ブルームやクロフォードを遠ざけ全てを奪う気だと指摘。

　その頃、クロフォードは「レクターの影響力は相手が無意識の時発揮される。グレアムは意識していたから彼はレクターほど自分を理解していない。逮捕出来そうだと思うのはレクターがそう思わせているからで、彼が事態を掌握出来ていないはすがない」とデュ・モーリアから警告される。クロフォードはレクターとウクライナ料理を囲みながら、まだグレアムを疑っていると仄めかす。

　メイスンはグレアムを家に招き、レクターは二人組の男に襲われ拉致される。気がつくと豚小屋で吊るされていた。メイスンがグレアムを伴って現れ、彼にレクターの喉を切れとナイフを渡す。グレアムがレクターの拘束を解くと同時にカルロに殴られ気絶。目覚めるとレクターとメイスンの姿はなく、カルロが豚の餌になっていた。

　メイスンはレクターに拉致され幻覚剤を吸引させられハイになる。グレアムが帰宅するとメイスンが自身の顔の肉を剥いで犬に食べさせていた。レクターは犬に新しい味を教えていると告げ、慈悲を与えるかとグレアムに問う。空腹だというメイスンに鼻を食べろと命じる。グレアムが殺さないと主張したことでレクターは首の骨を折る。

　メイスンは体の自由を奪われながらも生きながらえていた。クロフォードの聴取で豚の檻に落ちて首の骨を折り、妹が発見しなければ顔以外も食べられていたと証言。グレアムについて聞かれると面識はないと言い、レクターのセラピーは有益だと答える。マーゴは喜んで兄の面倒を看ていた。グレアムは二人ともクロフォードに疑われていると示唆し、本当の姿を見せては？と誘導するとレクターは真実を話さなくてはと同意する。

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グレアムとレクターの心理戦が凄いけど、デュ・モーリア博士が言うようにレクター博士が掌握してないはずがないよなぁ。
逮捕できそうと思わせてグレアムを操ってる感じだもの。
メイスンを殺そうとしたら逮捕とか言って気絶させられちゃってたしなぁ。肝心なところを目撃できてない。
メイスンが自分の顔を食べるシーン見ると羊たち～の脳みそ食わせるシーン思い出す・・・。
今回、一番の被害者はグレアムの犬たち。メイスンの肉食わせんなーー！
メイスンも死んだかと思ったら首折られてもすぐに戻せば生きてるんだね！博士、すごい技！
次回は最終回ですが、1話の冒頭のシーンにつながることを考えると大変なことになりそう。

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＊エピソードリストはこちら

	HANNIBAL/ハンニバル２ Blu-ray-BOX
	ヒュー・ダンシー,マッツ・ミケルセン,ローレンス・フィッシュバーン,キャロリン・ダヴァーナス
	KADOKAWA / 角川書店

視聴環境：スター・チャンネル

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