日常のぼやき

現在ブログ休止中

咎狗感想 ケイスケルート

2010-10-27 | ゲーム
咎狗 ケイスケルート感想。ネタバレあります。アニメ視聴中の人は注意。
ネタバレなしで感想書こうかと思ってたけど無理。この作品はネタバレしないと感想かけません。


第三次世界大戦後の荒廃した日本で、イグラという殺し合いゲームに参加する事になったアキラ。治安が悪いなんてもんじゃない凄い場所でいろいろと凄い目にあって行くゲームです。


攻略キャラはいくつかいるけど、とりあえず幼馴染から。
一人でだいたい何でもできるアキラと、不器用でいろいろと空回りするケイスケ。アキラに物凄く懐いているケイスケはまさにわんこです。
アキラについてトシマ(イグラの舞台)にきたケイスケだけど、気が立ってたアキラに八つ当たりされショックからライン(薬)に手を出し性格が激変。
ちなみに八つ当たりの内容は「何ですべて俺にあわせようとするんだ、俺が死ねって言ったら死ぬのか!」と言ったわけですけど、死ぬどころかもっとタチの悪い事になっちゃったZE★
口が滑ったおかげで、ぼっこぼこにされてドライバーでピーされてケイスケにピーされる始末。口は災いの元にも程があるよストーリーです(違う)


アキラはいつも仏頂面で、喜怒哀楽を見たことがないケイスケ。

アキラの笑顔が見たい、泣き顔が見たい、うろたえた顔が見たい、困った顔が見たい。

苦痛で引きつった顔が見たい

ちょっと待て、一体どういうプロセスを組んだらそういう結論になるんだ?!
ここは普通に笑いどころでしたwお薬効果出すぎです。薬ダメ、絶対。というフレーズが頭をよぎりました。
で、性格の変わったアキラとケイスケ初対面。




・・・・。


ああなるほどね。

こりゃあ確かに凄い演技だ。
声優さんに惚れました的感想が多いのがよくわかりましたよ。今までのワンコっぷりが嘘のようです。いや本当に。買ってよかったという思いと、ヘッドホンしてて良かったという思いが同時に沸き起こりました。BLやってる時点でヘッドホンは欠かせませんけど、演技力の凄さに聞いていたいとは思うもののその内容は間違っても他人に聞かせられないものばかり。。実家住まいの性ですね。


人格がかわったケイスケはアキラをボッコボコにします(いろんな意味で)ずっとアキラに劣等感を抱いていたので強くなったのが嬉しいようです。
しかしアキラはずっと、ケイスケに自分と比較して劣等感を抱いて欲しくなかったというのが本心。自分は自分、ケイスケはケイスケ。人にはそれぞれ良さがあるから、他人を基準にしてほしくない。完全にカラまわる二人の思い。これは単純にアキラが悪いだろ。それならそうと言ってやりゃいいのによ。言いたい事はっきり言う性格のわりに本当にそういうとこ不器用な奴だ。


はぐれたケイスケと再び遭遇、ようやく本音をいう事ができました。

が、ちょいと選択肢間違えてケイスケに逆ギレされて最高のグロENDを見ました。
うわー真っ赤だ真っ赤。テキストならグロいの大丈夫とか舐めてましたごめんなさい。見た瞬間「うわあ・・・」と呟いていました。


選択肢をやり直してもう一度。今度は上手くいき、ラインが抜けるまで苦しみ続けるケイスケをひたすら心配し介抱するアキラ。
ここのケイスケの演技も凄い。プロって本当に凄いんだなあ・・・決してKAZAがドSで、苦しんでるキャラの声聞いて悦に浸ってたわけじゃないですよ?

で、薬も抜けたところで二人はようやく本心で語りあい、誤解も解け、ケイスケが告白し、そのままコトに及びましたとさ。


・・・。


え・・・?何で・・・・???

すまん、「誤解も解け」の後からの展開がよくわからない。あまりの超展開に「あれ?何か重要な会話聞き逃したのか?」と思わずログを見直すKAZAさん。

・ケイスケが告白しました→これはいい、ケイスケはアキラが好きだとだいぶ前のシーンで独白していた
・男が好きなんじゃなくてアキラが好き、でも気持ち悪いよねゴメンとションボリするケイスケ→これもまあわかります。普通のまっとうな考えです。
・悪い方にばっか考えないで人の話も聞けと言うアキラ→これもまあ普通の反応ですね
・ケイスケとアキラは傍にいるのが当たり前だった、ケイスケがいなくなって凄く焦ったことを伝えるアキラ→ケイスケはアキラにとって大切な存在である事がわかる。不器用なりに、一生懸命ケイスケは自分に必要な存在だと言うアキラ。
・興奮したケイスケに押し倒される→ちょっと待て。

アキラはお前を好きだとは一言もいってないだろうが。
まあアキラ自身「好き」がよくわからないので、なんかケイスケのペースに押されて押されて押されてそのまま押し倒された感じです。
果てしなくラブの足りない濡れ場な気がしましたがまあいいや。ようやく片思いから両思いになったケイスケはコトの最中に感極まって泣き出す始末。泣きたいのはアキラとプレイヤーの方だ。
アキラももうちょっと考えろ。ケイスケにドン引きしてなし崩しなんてするからなんかおかしなことになったんだぞw物事にあんまり興味なくても基本的に優しい、ほっとけない。この手のゲームじゃまさに食ってくださいと言わんばかりの人物像です。



その後は急展開です。謎の人物n、アキラの血、研究・・・ああ、こういう背景があったのかと。さすがにここは重要なので内容は省きます。
暴徒と化したトシマ。イグラどころではなくなり、脱出をする二人。エンディングへ・・・




全体の感想。
やはり予想通り咎狗は面白いよ!という内容でした。いいねいいね、研究とか実験とか人間兵器とか。愛憎、すれ違い、他者への思い、自分の行き着く先。
そして何よりケイスケの演技が最高でした。劣等感を抱いているが故の爆発した本心が良い感じに演出されてましたね。
ケイスケの標準装備はナイフ、角材、マイナスドライバー。セリフの半分は「アキラ」「ごめん」で構成されています。
もうなんなんだよお前wケイスケを説明するには「アキラ」「ドライバー」で足りると思います。

個人的に印象深いセリフは豹変したケイスケの演技が光る「お目覚めかぁ?お姫様」なんですけど、愕然としたのはこのシーン。
ケイスケにコクられる前の、何故アキラはケイスケ以外の人間とつるまないのかというあたりです。
群れるのは好きじゃない、気の合うやつは一人いれば十分だというアキラ。
これって自分としてはまあ納得いく意見で、しかも相手がケイスケとなると一人で手一杯なんだろうなあと思ってたらケイスケは大感激。まあそりゃ嬉しいか。すれ違って嫌われてるんじゃないかと思ってた相手からこの言葉は・・・
「何か・・・こういうのってその・・・ふ、夫婦みたいだな、なんて・・・」


・・・。


・・・・・。


アキラ「お前、大丈夫か?」

プレイヤーの心がアキラに乗り移った瞬間でした。
ケイスケのセリフの時「コイツ頭大丈夫か?」と思った瞬間アキラがしゃべったので、一人大爆笑でした。
ありがとうアキラ、ゲーム中のキャラが自分と同じ意見を持ってくれると凄く親近感沸くよ。ついでにそこで「体を休めろ」じゃなく「頭冷やせ」的事を言ってけば押し倒されずにすんだと思うよ。アキラ、ケイスケがおかしいのはラインの影響じゃなくそいつの頭そのものだ。


ストーリーは良かったと思います。ただアキラとケイスケ物語なので、イグラとかシキとかがあまり目だってなかったかな。つーか、ケイスケが濃すぎただけかw


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様です (lemongrass)
2010-10-28 12:38:19
kazaさんの感想は理路整然としてて、とてもわかりやすいですね。
いつもながら感心してしまいます。
そして、何回読んでもホントに笑えました。
なんか楽しい内容に思えてしまうんですけど。
ところどころ超展開なのは、咎狗の特徴なんじゃないでしょうか。
アレ?と思ったりするけど、すべてを描き切らないアバウトさが魅力になっている所もあると思います。

BLゲームに挑戦しようとするkazaさんの意欲には脱帽しました。
でも、感想は無理しないでくださいね(汗)
返信する
Unknown (KAZA)
2010-10-28 21:43:36
コメントどうもですw
実際ケイスケルートは結構面白かったですよ、まあいろんな意味でw
細かく描写をしない、想像をかきたてるという演出は確かに
この作品には大いにプラスになってるかもしれません。実はもうクリア済みですw

白状してしまうとBLなシーンはほとんど早送りしてるんですけどね。
突っ込みどころを中心に感想書いていきますのでまたーりと見て行って下さい。
返信する
Unknown (まこ)
2013-08-12 01:48:09
楽しい感想でした。頭大丈夫かのところで大爆笑ww
ケイスケルートはハッピーもバッドも個人的に好きなので、…まあ、まだやったことないのですがw
ますます興味がわきました!今後も感想を拝見させていただきます!
返信する
Unknown (KAZA)
2013-08-13 06:30:20
まこさん
コメントありがとうございます。
咎狗の反応は久しぶりです。読み返してみて、ああそういえばこんな内容だったなあと
自分でも懐かしさやツッコミどころ満載でした。
この後PS2に移植された方の感想もありますので、お時間あれば見て行ってくださいませ。
返信する