日常のぼやき

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咎狗 総評

2010-11-01 | ゲーム
全員のルートが終わったので総評です。


全体を通して、咎狗の血という作品を見てみると確かに面白い。設定とか世界観とかも好きだし、キャラの因縁とかあって凄く良かったと思います。
っていうかさ、これ、言いたくないけど別にBLである必要なくね・・・?ケイスケとは誤解が解けたって感じで友情END、そのほかのキャラは仲良くなったENDでも全然いけますよ。シキについてはコメントを控えさせて頂きます。

BLじゃなかったら友達に勧めていいレベルです。そういった意味ではちょっと勿体無いなあと思った。BLが悪いわけではなく、そういうのを敬遠する人は絶対手に取らないだろうから、BL要素を抜いてBL好きじゃない人にもやって欲しいなと思いました。自分もアニメが始まってあそこまで叩かれなかったら絶対興味わかなかったジャンルですからね。
一応PS2版もありますけど、あっちはエロだけじゃなくグロも規制されてそうなのでちょっと惜しい気がします。一番の押しはやはり「狂気」だと思うので。
エロもBLもどんと来いな人はもちろん、そういうのに嫌悪がないという人もやって欲しいです。
内容もそうですけど、本当に声優さんの熱演が凄いです。ケイスケにばっか目がいってましたが見直してみるとリンも結構凄かった。


あと自分的にハマったのは、咎狗の文章打った人の描写の仕方が凄く好きだったのもあります。何と言うか、ものの例えとかキャラの強い心情を表すセリフとかが凄く好きで、違和感なくすんなり受け入れられて読みやすかった。
特にアキラの内心が自分と思うこととたびたび重なったんで、感情移入しやすかったのかもしれない。だからこそケイスケルートとnルートは突っ込みいれつつも凄く面白く感じました。同様にほとんどすっ飛ばしたシキルートはいまだによくわかってませんごめんなさい。あれをやり直すには伝説の武器と10人の仲間と108つの勇気と残業6時間に耐えられる根性を手に入れてからじゃないと無理です。


選択肢は非常にわかりやすいです、少なくともオトメイトよりは。攻略対象キャラのための選択をすれば間違いありません。あまり迷うことなくそのキャラルートに行けました。
意表をつかれたのは処刑人ENDだけです。

味方じゃない奴に腕をつかまれ、「腕を振り払う」「腕を振り払わない」という選択肢が出たら、誰だって振り払う選びますよね?間違いなく。
振り払ったら強制的にBAD END行きだなんて誰が想像するだろうか。
振り払ったら次の選択肢が右と左どちらに逃げるかで、どっちに逃げてもBADENDなんだぜ★どうしろとww

とりあえずアレだ、アキラの声優さんにご苦労様と言いたい。
いやー、収録大変だったでしょうねえ。何がってアレが。
一番重要な「真っ最中」の声全部早送りしてごめんねwヘッドホンしてても耐えられなかったw


振り返ってみて、キャラの思い出深いシーン

アキラ→トシマでの出来事を忘れたくない、数年たっても忘れた事がないというシーン。たしか源泉ルートだったかな?始まった頃は生きるのも死ぬのもどうでもいいと言っていたし、本当なら忘れたいくらい辛い経験だったはずなのにこういえるのは凄いと思いました


ケイスケ→選びきれませんwこの人はすべてのシーンが印象的でした。他にもnルートの「俺達には苦しむ資格すらないのか?!」と言っているとこも印象的です。
ライン飲んでヒャッハー状態になった事や、それを演じる声優さんの熱演っぷりにすっかりお気に入りになりましたが、ライン前のケイスケはぶっちゃけウザキャラNo.1でした。ライン飲んでよかったねケイスケ。


リン→憧れてた人に仲間を殺されて人を信じられずにいたけど、心の底では人を信じたいと思っていたリン。それを踏まえてアキラに信じていいのかと泣きながら(泣きそうになりながらだっけか)絞りだすように言っていたとこ。もちろんイルレとの最終決戦直前も好きですけど、ここも記憶に残ってます。一歩を踏み出した瞬間ですからね。


源泉→意外にもアキラをからかってるシーンが好きだったりします。たぶん、ケイスケとリンルートやってこういうほんわかするシーンがなかったせい。スキンシップをするとアキラが本気で嫌がり、源泉が笑いながら「俺の息子もこうすると本気で嫌がったんだよなあ」と言うシーンが微笑ましくもあり、少し切なくもあり。
ついでに「言葉はナマモノだからほっとくと腐っていく。体に溜めないではきだしたほうがいい」みたいなセリフが凄く好き。目からウロコというか、ああ、そういう考えもできるのかと衝撃でした。言葉はナマモノか、凄く上手いなあと思いました。


シキ→軍人ENDルートでの、アキラの血でニコルが中和されたあたりのシーンでしょうか。処刑人とのガチバトルのところからですね。なんだかんだで、シキがガチバトルするのってあんまりなかったので。最強の力を手に入れたのもそうですが、やはりこの人は強いんだなあと。狂気にまみれた表情で刀を振るうスチルがあるんですけど、シキのスチルの中ではそれが一番好きです。
この際なのでストーリー編成が起承転結じゃなく、承、承、承、転!結!!だったのはもうそういうもんだと思うことにします。


n→アキラとトシマで初めて会った場所での出来事。本を持って寝てたところですね。血生臭いトシマで場違いな雰囲気をかもし出し、nがいるとこだけ別世界のように見えたのがインパクトあったので。シキと初めて会った時以上に、これからこのキャラとどういう話が見れるんだろうと好奇心が沸いてきました


グンジ、キリヲ→出番少なかったけど結構好きです、特にキリヲ。グンジの方が人気あるらしいですけど。鉄パイプにミツコさんと名前をつけて振り回してる設定が大好きです。ちなみにこの二人によるBADendはアキラが本気でおびえている姿が拝めるのでドSにはたまりません。


アルビトロ→ケイスケルートをやるとトシマを取り仕切るボスという感じですけど、シキルートをやるとただのキモイおっさん。まあ嫌いじゃないです。この人の声が緋色の欠片の真弘と同じだとは誰が信じるでしょうか


狗(カウ)→アルビトロが改造した奴隷。美少年らしいけど、目と口にはだいたい拘束具がつけられてるのでわかりません。出番ほとんどなかったけど、何でコイツはアキラに飛び掛ってじゃれ付いたのかそれが一番知りたい。アキラのフェロモンは年下のちょっと壊れちゃってる少年にも有効なのか


猛→必ずケイスケにぐちゃぐちゃに殺されてしまうかませ犬。設定は嫌いじゃなかったし、妹がいたらしいけど、結局お前は妹のためと言いながら自分のためにイグラやってるだけだろうと言いたい。
登場時からアキラにつっかかり、死亡フラグが6個くらいあったので間違いなく死ぬとは思ってたけど全シナリオで死ぬとは思いませんでした。
でも上手くいけば仲良くなれたかもしれないですね。やたらと暑っ苦しいキャラだったので、アキラとはいいコンビになれたかも。


エマ&グエン→ネタバレを解説するのがお仕事(違う)全シナリオ、猛同様まったく同じオチで死んでしまうので特に感想もないんですけど。エマの声がブラクラのバラライカに聞こえて仕方ないです。




これ爆笑しましたw本編のネタバレあるので注意ですけど、見て損はないですw


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4 コメント

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Unknown (lemongrass)
2010-11-03 15:51:26
総評まであるとは思いませんでした。
至れり尽くせりの感想ですねvv

BLでなければもっと万人に受けただろう、とは良く聞いたような・・
(まぁそうなると、逆にBLファンや女性ファンはあまりプレイしなかったかもしれませんが)
アニメはオリジナルストーリーで多分BL抜きになるとか聞いたので、どんな感じになるのかチョット興味あります。
アニメが叩かれたから興味を持ったなんて、kazaさんは面白いですね(笑)

声優さんの熱演にはホントに感嘆しました。
アキラ役の鳥海さんは収録時に風邪引いたりしたそうですが、そういうのを全く感じさせない素晴らしい演技でしたね。
kazaさんが耐えられなかったようなシーンの収録は、鳥海さんもかなり精神的にキツかったそうで(なんかのインタビューで言ってました)、ご苦労お察しいたします。
それと意外だったのは、鳥海さんとシキ役の緑川さんがとても仲好しで、鳥海さんは仕事が終わったら『今終わったよ』とか緑川さんにメールしてると、いつか言ってたことです。
ウーン アキラとシキがその半分でも仲良かったら、もっとホノボノした雰囲気になったと思うんですけど。残念です。(汗)

>シキルートをやり直すには、伝説の武器と10人の仲間と108つの勇気と残業6時間に耐えられる根性を手に入れてからじゃないと無理
というコメント、笑いました~(爆)
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Unknown (KAZA)
2010-11-03 18:11:58
コメントどうもです~。
まあここまで書くとそうとう気に入ったって事ですね。
アニメ始まる前は、設定とか好きそうだけど様子見かな~と思っていたんですが
あちこちで「こんなのアキラじゃない!」
「こんなのシキティじゃない!」
「アゴ自重しろ!」←これが一番インパクトあった
と散々な言われようだったので、そんなに原作面白いのかな?と。
逆効果で興味がわいた感じです。

え、アキラの声やったときって風邪ひいてたんですか?全然わかんなかったです・・・
凄いですね声優って。

シキルートはやり直すには抜本的に何かが足りないとは思ってました。
じゃあ何が足りないんだろうと考えたらあんな感じにw
でもたぶん、一番必要なのは残業に耐えられる根性じゃないかとw
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Unknown (lemongrass)
2010-11-04 16:07:11
肝心のkazaさんの感想に対するコメをあまり書いてなかった気がして、度々スミマセン。

咎狗の文章は良かったですね~。
冒頭は文章だらけでビックリしましたが、どんどん引き込まれました。
(ケイスケがアキラの血を呑み込む時、一滴、二滴、三滴と文節が区切って現れ、ゾクゾクしたのを憶えています)

印象深いシーンの中のリンの場合。
私も息を詰めるようにして見入ってましたよ。
PS2版では福山さんが益々迫真の演技をされてて、期待できると思います。

ニコニコ動画は、世話好きのケイスケと天の邪鬼なnの組み合わせがミスマッチで笑えますねvv
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Unknown (KAZA)
2010-11-04 18:04:07
コメントどうもです~。
確かに最初は説明文長い・・・と思ったけど、臨場感あるシーンとかは
ひき付けられる文章でした。小説とかも結構飛ばしながら読むんですが、
咎狗はじっくり読んでた気がします(それでもエンター連打でしたけど)

PS2はリンをメインにやればおkですかね!PS版はケイスケ先に
やったけど今回はリン先にやってみます。
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