 | The Reader (Movie Tie-in Edition) (Vintage International)Vintageこのアイテムの詳細を見る |
今朝は学校の集金日。
順調に集金が終わり、バザーに関する話もないようなので、
学校の窓から見える真っ青に晴れた空を見上げたら、
ずっと行きたかった映画館へ足を運んだ。
なんてお天気のよい日だろう。
じりじりと照りつける太陽は、夏日を予感させる。
車のエンジンをかけると、アンジェラ・アキが歌ってた。
時間ぎりぎりで間に合いそう!
友人が観て、よかったよと言っていた「愛を読む人」を観るために、
車を街中まで走らせる。
駐車場のおじさんが、私の顔を見て
「初めてじゃないよね。」と声をかけ、
いつもよりも優しい笑顔。
何度も来ているけれど、今日が一番感じがよいよ、おじさん♪
「暑くなりそうだね。」と話しかけ、
チケットをもらう。
こんな普通な会話が嬉しい。そう、こんな清清しい午前は。
「愛を読む人」は、ケイト・ウインスレット主演の映画だ。
事前情報はいっさいなく、きっと恋の映画なんだろう・・・「The Reader」という原題からして、本を読むのだろう・・・
くらいにしか思っていなかった。
それはまったくの見当違いだった。
マイケルという15歳の男の子(といっても、とても逞しくて幼い感じではない)が、見知らぬ年上(それもかなりの年の差。15歳以上は離れているはず)の女性と出会い、関係をもつようになる話。
10代の男子。
むさぼるように女性の家へ通う。
そのうち、女性は学校で習っていることを聞くようになり、
本を読んでくれと頼む。
そこから彼の朗読が始まるのだ。
朗読と愛と嫉妬・・・。
ここまではよくある感じのロマンス映画っぽい。
けれど、これは違ったのだ!
女性の隠された過去に、とても驚いたのは私だけではないはず。
ラストに近づくにつれ、
30年という年月を超えて再会する二人の
微妙な距離と感情の迷いが、
とても理解できてしまう私が怖い・・・。
男性の観客も多くいたのが印象的。
男性側の意見も聞きたいなぁ。
きっと、男性の気持ちがよく表れている・・・
共感するところがあるかもしれない映画でした。