年がら年中ドライブをしている。
助手席である。
そろそろ山の景色は冬だ。
紅葉は終わった。
ふりかえる。
観光名所の紅葉はとても綺麗らしいが、実際に目にしたことはない。
が、近場の紅葉も負けていないと思う。
紅葉はそれこそ色とりどりで、車で移動するとその色彩の配分はどんどん変わっていく。
まるで錦絵、いや、というより着物の柄のようだ。
ふと、ご自慢の着物を着て集う平安絵巻を思い浮かべた。
紅葉はまるで、源氏物語に出てくる女性たちのようにも思えた。
年がら年中ドライブをしている。
助手席である。
そろそろ山の景色は冬だ。
紅葉は終わった。
ふりかえる。
観光名所の紅葉はとても綺麗らしいが、実際に目にしたことはない。
が、近場の紅葉も負けていないと思う。
紅葉はそれこそ色とりどりで、車で移動するとその色彩の配分はどんどん変わっていく。
まるで錦絵、いや、というより着物の柄のようだ。
ふと、ご自慢の着物を着て集う平安絵巻を思い浮かべた。
紅葉はまるで、源氏物語に出てくる女性たちのようにも思えた。
洗濯物を干すのは、二階のベランダ。
洗濯物を干している時、毎回、あ、そうか、と言う感じでお隣の庭を見る。
見下ろすと、薔薇、紅葉、ドウダンツツジが目に入る。
今年は紅葉がいまいちという話も聞かれた。
けれど、お隣の紅葉は綺麗に紅葉したし、ドウダンツツジも綺麗に真っ赤になった。
どこの紅葉がいまいちなのかはわからないが、
お隣の紅葉は時期は少し遅れたものの、鮮やかに紅葉した。
午前中に洗濯物を干し、あ、そうか、という感じでお隣の植木を見る。
紅葉もずいぶん落ち、ドウダンツツジも半分以上落ち、残りはまだ赤が鮮やかだ。
彼らはそろそろ冬支度らしい。
夕方からは雨という予報。
今日は曇り。
飼い主は、葉が落ちた柿の木の風情が好きである。
あれが全部甘柿、もしくは干し柿だったらいいのに、と思うのは、あたしである。
雪虫が飛ぶ。
雪虫が飛ぶと、雪が降る、という迷信をきいたことがある。
雪虫、綿虫とも言うらしいが、実態はアブラムシだと知って、多少のショックは隠せない。
風情が、飛んで消えた。
葉が落ちた冬木の枝に、ときどき丸いモノがぶる下がっていることに去年くらいから気づいた。
よく見ると、キレイなきみどり色をした繭だ。
太陽に照らされて、それこそ淡いきみどり色の絹。
自然の蚕はこんなに綺麗なきみどり色の繭を作るのかあと至極うっとりとした。
が、
近日、繭だからって蚕だとは限らないことを知った。
じゃ、あのきみどり色の繭の中にいるのは、どんな虫なんだろう?
と、思ったところで、
虫、昆虫という現実に気づく。
繭のキレイさを楽しんでいればいいか、と
虫の詮索まではやめにした。
何ヶ月も前にした焼き肉。焼かずに残った肉は冷凍保存された。
その後、焼き肉をする日は来なかった。
先日、冷凍されたその肉をコソドロした。
数日後、飼い主は勤務、飼い主のお母様は夕食はいらないということで、各自勝手に夕食となった。
チャンス到来、である。
押し入れからオーブントースターを引っ張り出し、二階の階段上でコソドロした肉を焼いた。
最初のうちは、ひとり焼き肉と浮かれていたが、鉄板のようには早く焼けないし、先に煙は出てくるし、換気扇のない場所なので肉の焼けた匂いが空間に広がった。
やばい!
焼き肉の匂いが下にまで漂い、こそこそと焼き肉をしていたことがバレたら、何だか悪いことをしているような展開になり、どーでもいいような言い訳を言いだしそうな自分が目に浮かんだ。
早く焼けろ、肉!
と思いながら十分近く。ようやく焼けた焼き肉用ラム。
紙皿(何故かあった)に盛り、部屋へ運び、あわててうちわであおぎまくった。意味あるんだろうか?とチラッと思いながら、それでもあおぐのをやめる勇気は起こらなかった。
ひととき気がおさまり、コーラを入れて、ひとり焼き肉を楽しんだ。(楽しめたんだろうか?)
翌日から数日間家主の顔色をうかがっていたが、匂いのことは一言も話題に乗らなかったので、バレなかったのだと確信し、ようやく罪悪感から解放された。
以来、二階でこそこそと焼く作業は行わないと、誓いを立てた。
この誓い、どこの何が聞いてくれていたかは不明である。
更新しないくせに、テンプレートは変えたくなった。
テンプレートを変えたら、
テンプレートを選ぶときは、
その時の気分がそのまま出るのだと感じた。
今日はこんな気分。
どんな気分かと聞かれても、困る。
こんな感じ、としか言えない。