スケッチしとこ

世界の巨匠の作品や動画をじ~っくり眺めてインスパイアさせていただき
自分のモノになったら、これって最高~

#怖い話7 正夢2/2

2015-03-10 09:51:43 | 怖話

怖い話7 正夢1/2の続きです~

苦手な方は翌日のへたっぴな絵をお楽しみください

 

では、続きます

ある年の3月中頃に、それは今まで見たこともないような

変な夢でした。

 

うなされて目覚め、

びっしょりと汗をかいていたことを、昨日のことのように思い出します。

 

夢の内容は、

 

ブロック塀に、男性の顔だけ塗り固められており

私に助けを呼んでいます。

 

慌てて近づくと

 

男性は

頭から、顔から

血が噴き出しており

苦しそうなうめき声をふり絞っているのです。

 

あまりに怖くて、それ以上一歩も前へ進めない・・

 

(亡くなった)父?

 

と、思ったところで

目が覚めたのです。

 

 

あれは・・  誰?

 

それが誰だったのかは、1週間後にわかりました。

 

3か月前に辞めた職場から電話が入り

「Oさんが亡くなった」

 

Oさんは、当時

私の正面に座って一緒に仕事をしていた年配の男性で

仏頂面で黙々と仕事をしているのですが

話してみると、とても優しくて

しばらくすると、仕事のミスをフォローしてくれたり

私がPCの操作方法を教えたりと

その短い勤務期間に仲良くしていただいた方でした。

 

私が辞める時は、1番に報告して

とても残念がってくれたおじさんです。

 

聞けば、亡くなったのがその夢の頃で

苦しんで亡くなったのか、と辛くなりました。

 

 

突然具合が悪いと帰宅され

しばらく休むと連絡の後に、

奥様から訃報の知らせが入ったそうです。

 

辞めた職場だったのと、

数か月しか一緒にお仕事をさせていただいていなかったので

しばらく日をずらして

季節の爽やかな5月にOさんの家へ焼香をさせていただきました。

 

事前に来訪の連絡はしていたけれど

奥様と、

初対面なのに4時間近く 長話させていただいたなぁ

 

なぜか、奥様も「昔から知ってる気がする」とおっしゃっていただき

Oさんの仕事中の話はここまで詳しく聞いていなかった、と喜んでくださりました。

 

私もOさんの日常の様子を聞いて、笑ったり涙ぐんだりと、

色んなことを懐かしく思ったのでした。

 

帰る時に、

「主人がいるのがわかります。喜んでいる」と

見送ってくださったのが印象的でした。

 

 

この話、

鳥肌が立つほどの恐ろしい伏線だった

(その続きは「#8 占いと言われ連れて行かれた場所は」へ)


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