よけいな心配

昨日のこと。
次女と2人で、希望する映画製作関連の専門学校の説明会に行ってきました。
次女と2人で出かけるなんて、珍しいこと。
行きのバスでは、いろいろ話して楽しかったのに、帰りは一転して気まずい雰囲気になってしまいました。
原因は私です。
私がよけいなことを言ってしまったから・・・。

説明会の中で、こういう業界への就職はかなり厳しいという話がありました。
業界が欲しがるのは、ハキハキとした明るい子。よく気が付き動く子。
そういう子は早く就職も決まるけど、そうじゃない子にはなかなか厳しい。
が、学校としては、その子と特性を考慮の上、ここで学んだことを生かせる仕事に
就けるまで面倒を見ます・・・というような話でした。

それを聞いて、次女は大丈夫かなぁ？・・なんて思ってしまった私。
次女は家では明るくしっかりした子だけど、人と話すのはちょっと苦手。
学校ではずっと、口数の少ないおとなしい子で通っています。
人前に出ると、緊張して声も小さくなるし、愛想のいい方でもないので、第1印象もよくないでしょう。

本当は楽しいことが好きで明るいのに、なかなか殻を破れない、そんな自分が嫌だ、
変わりたいと、私に話したこともあります。
ああ～・・・そんな次女は、きっと就職のときに悩んで、自分を追い詰めることになるんじゃないかと・・・
まだずっと先のことなのに、心配になってしまいました。
それで、ついこんなことを言ってしまいました。

無理して自分を変える必要はないんだよ。
○には○のよさがあるんだから。
コツコツと地道に頑張るところとかね。
そういう○を必要としてくれる職場だってきっとあるはずだから。
あんまり無理してると精神が疲れるからね。
（ちょっと自分が就職した頃のことも思い出されつつ・・・）

私としては、次女に自分を否定してほしくない思いと、励ましの気持ちもあって言ったのですが・・・
この言葉を次女は、たぶんこんな風に受け取ったようです。

あなたはきっと希望する職場には就職できないだろう。
でもそれでもいいじゃない。諦めて自分に合う仕事をしなさい。

　　　　　　

次女にはこう怒られました。

せっかくこれから頑張って変わろうと思ってるのに！！
私だって好きなことをしたい！　だから頑張ろうと思ってるのに！！

そ・・・そんなに熱意があったなんて。
これが「若さ」ってものなんでしょうか。
先の先のことを心配して臆病になっていた私がバカでした。

心配するより、信じること。
私の方が、教えられてる気がするよ。
いつまでたってもダメ母でごめん。
口で謝りにくかったから、メールで謝ってごめん。
親子の間でもいろいろある、気持ちのすれ違い。　他人どうしではもっとあっても当然かもね。

そうやって気まずくなった私たちでしたが、今日はいつもと変わりなく。
雨がしとしと降り続く中、旦那の引っ越しを無事に済ませました。
疲れたよーー。
明日でお休みも終わりなので、ゆっくりノンビリしようと思います。


写真は、お隣の家の、開きかけの椿の花。
雨に濡れて、より色鮮やかに、生き生きと。