34歳の誕生日を迎えた8月下旬の、蒸し暑い夜でした。
シャワーを浴びた後、私はすっぽんぽんのままベッドにごろんと大の字に寝転がり、体をぽりぽり掻いていました。(オヤジみたい…(^^ゞ)
その時右胸の内側に、枝豆程の大きさの堅くてころんとしたモノに触れました。
今思えば、そんな発見のしかたって私くらいだと思うし、ある意味奇蹟だと思います。
でもその時は、
“あれ?なんかある…”
と思っただけで、さほど気にしませんでした。
9月に入ってから、なぜかやたらと“乳がん”という言葉を目にしたり、耳にしたりするようになりました。
例えば、何気なく見ていたテレビのローカル番組で、20代の乳がん患者さんの特集をしていたり、美容室で偶然読んだ雑誌で乳がんの特集が組まれていたり、ネットをしている時にピンクリボン運動のバナーがやたら目に付いたり…。
まるで警告のように何度も何度も…。
右胸のしこりのことを思い出した私は、そう言えば…と触ってみました。
やはりしこりはありました。
しかも、初めて気づいたときよりもはっきり分かるようになったような気がしました。
まさかがんじゃないよね…。
少し心配になった私は、お風呂上りに母に打ち明けました。
「なんか胸にしこりがあるんだよね」
「どれ」
そう言って私の胸のしこりに触れた母は顔色を変えました。
「本当だ。何これ…。あんた病院に行ってきなさい」
さすがに不安になった私は、インターネットで色々と調べました。
そして、乳房にできるしこりには乳がんの他に乳腺症や線維腺腫があり、それらのしこりは良性で、20代から30代の女性に多くみられ、基本的に治療の必要はないこと、乳房にできるしこりの90%が良性のものであるということを知りました。
年齢的に考えても、私のしこりは乳腺症か線維腺腫のどちらかだろう。
そう思いたかったのですが、一抹の不安が胸にこびりついて消えてくれませんでした。
乳がんは女性が罹るがんのトップで、今や22人に1人が罹る計算になり(H18年現在)、20代30代の患者も少なくない。
あるサイトでその事実を知って、このまま放っておくのはまずいのでは?という思いが芽生えました。
なんせ我が家は典型的ながん家系。
父が数年前に早期の胃がんで手術を受け、同居している父方の祖母も10数年前に早期の胃がんで手術し、その年の2月に新たに大腸にがんが見つかって、手術を受けたばかりでした。
そして、父方の叔母が数年前に乳がんで乳房を失っているのです。
他の人に比べて、私ががんになるリスクが高いということは、ある程度覚悟していました。
安心するためにも一度ちゃんと診てもらった方がいいかも…。
そう思った私は、今度は病院について調べました。
そして、乳房に関する病気は婦人科ではなく外科になり、乳腺外科という専門の科があるということを、その時初めて知りました。
それ位乳房の病気に対する私の知識は乏しかったのです。
どうせ診て貰うなら専門の病院がいい。
そう思ったものの、残念ながら私が住んでいる市内に乳腺外科がある病院がなかったため、家から一番近い、学会認定医がいる乳腺専門の個人クリニックを受診することに決めました。
シャワーを浴びた後、私はすっぽんぽんのままベッドにごろんと大の字に寝転がり、体をぽりぽり掻いていました。(オヤジみたい…(^^ゞ)
その時右胸の内側に、枝豆程の大きさの堅くてころんとしたモノに触れました。
今思えば、そんな発見のしかたって私くらいだと思うし、ある意味奇蹟だと思います。
でもその時は、
“あれ?なんかある…”
と思っただけで、さほど気にしませんでした。
9月に入ってから、なぜかやたらと“乳がん”という言葉を目にしたり、耳にしたりするようになりました。
例えば、何気なく見ていたテレビのローカル番組で、20代の乳がん患者さんの特集をしていたり、美容室で偶然読んだ雑誌で乳がんの特集が組まれていたり、ネットをしている時にピンクリボン運動のバナーがやたら目に付いたり…。
まるで警告のように何度も何度も…。
右胸のしこりのことを思い出した私は、そう言えば…と触ってみました。
やはりしこりはありました。
しかも、初めて気づいたときよりもはっきり分かるようになったような気がしました。
まさかがんじゃないよね…。
少し心配になった私は、お風呂上りに母に打ち明けました。
「なんか胸にしこりがあるんだよね」
「どれ」
そう言って私の胸のしこりに触れた母は顔色を変えました。
「本当だ。何これ…。あんた病院に行ってきなさい」
さすがに不安になった私は、インターネットで色々と調べました。
そして、乳房にできるしこりには乳がんの他に乳腺症や線維腺腫があり、それらのしこりは良性で、20代から30代の女性に多くみられ、基本的に治療の必要はないこと、乳房にできるしこりの90%が良性のものであるということを知りました。
年齢的に考えても、私のしこりは乳腺症か線維腺腫のどちらかだろう。
そう思いたかったのですが、一抹の不安が胸にこびりついて消えてくれませんでした。
乳がんは女性が罹るがんのトップで、今や22人に1人が罹る計算になり(H18年現在)、20代30代の患者も少なくない。
あるサイトでその事実を知って、このまま放っておくのはまずいのでは?という思いが芽生えました。
なんせ我が家は典型的ながん家系。
父が数年前に早期の胃がんで手術を受け、同居している父方の祖母も10数年前に早期の胃がんで手術し、その年の2月に新たに大腸にがんが見つかって、手術を受けたばかりでした。
そして、父方の叔母が数年前に乳がんで乳房を失っているのです。
他の人に比べて、私ががんになるリスクが高いということは、ある程度覚悟していました。
安心するためにも一度ちゃんと診てもらった方がいいかも…。
そう思った私は、今度は病院について調べました。
そして、乳房に関する病気は婦人科ではなく外科になり、乳腺外科という専門の科があるということを、その時初めて知りました。
それ位乳房の病気に対する私の知識は乏しかったのです。
どうせ診て貰うなら専門の病院がいい。
そう思ったものの、残念ながら私が住んでいる市内に乳腺外科がある病院がなかったため、家から一番近い、学会認定医がいる乳腺専門の個人クリニックを受診することに決めました。