常に練習をしている。
再診を間近に控えた今日、診察時間を有意義に使うためにシュミレーションを行っている。
しかも、夢の中でも、なにをまず言い、なにを頼み、なにを訴えるのか、
我ながらここまで緊張していることを自覚させられると、ほとほと嫌気がさしてくる。
投げ出せるならとうに投げ出したいものだと何度も思ったが、
今秋で4年、よく耐えてきた。
不思議なことにこの一週間ばかり、覚醒時の不快も頭痛も頚椎痛も消滅している。
多少のふらつきやめまいがあるものの、
この程度なら生きていけると思えるほどに快復した。
が、反面、この快復から奈落の底にいつ落とされるのかわからない恐怖が影のようにつきまとい
実際のところ、おちおちしてはいられないのが悲しい現実なのだが。
現実の生活において、ここまで痛みを感じないのは交通事故後、初めてだ。
が、脳というものを観察していてすごいと思うのは、
夢の中で“痛みを再現”する能力があり、あたかも「油断するな!!」と肩をたたくようで
生活は一層、慎重に慎重を重ね、転んだり、怪我をしないように気遣う毎日となった。
強力な足裏踏みで暇さえあれば足裏を刺激するようにしている。
頚椎に無駄な負荷がかからないように気をつけながら
母がつくった蕎麦ガラクッションで頚椎から背骨をストレッチ、
呼吸法を行いながら骨格強制を行い、水分を3L/日摂取、
新しく処方してもらった漢方と相性がよかったのだろう、わずか2週間で体調はいい方向へ。
要するに、自分の心身が欲するものだけを行い、
出来る限り、横になって過ごす。
快方前は痛みも酷く、1日中眠い状態が続くが、
その後、体調が一気に底上げされる。
とはいっても、生活費の問題や養育など、病人が病人でいられない環境の日本において
容易なことほどいかに困難を強いられるのかを身をもって体験してきた時間を
次回、某大学病院の教授には訴えたいと思う。
しばしシュミレーションをくり返し、悔いの残らない再診を。