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風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

潮目

2010年07月26日 10時47分33秒 | エッセイ、随筆、小説




チワワのシエルがお気に入りの毛布の中に顔を突っ込んで、
ぶーぶーと鼻を鳴らしながら爆睡して早2時間が経過。
私は・・・といえば、法華経を唱え、TheRootsの曲をいくつか繰り返し流し、
森博嗣さんの「四季、春」を本棚から引き出した後、
倍に薄めたポカリスウェットに韓国から持ち帰った塩をひとつまみ、
喉を上下に動かしぐいぐいと水分を腹へ運んだ。

そして、反省をする。
今回ばかりは本気で恋人を深く傷つけてしまった出来事を振り返り、
届くはずのないメールを、Phoneをぼんやりと眺めて1日が終わる。
かすかな希望、彼から連絡が来るのではないかという思いは、
あまりにも痛々しくて、見えない血がそこらじゅうに飛び散っているみたいに生臭さが漂う。

先日、友人のシャーマンと久しぶりに長電話をした。
その日はとても不思議な1日で、
別の友人が書いた著書「オーラの素顔 美輪明宏の生き方」(講談社α文庫)を読了した後に、
空から法華経がさらさらと舞い入下りてきて、私の内側へすっと溶けていった。
苦戦していた医師探しからの解放の目処が立ち、
交通事故処理も進展できる流れとなって、社会復帰への計画も明確になった。
シャーマン曰く、法華経は魔除の意味があると言う。
人生の大切な時期で、そろそろ自分の人生を歩んだらどうか?
自分を護ることはやめ、幸せの作り方に焦点をあてると、他者を救うことで自身も救われると教授された。

私は恋人である彼に、自分の嫌な部分を投影している節があって、
どうしても優しい眼差しでみることができないできた。
体調の不安定な私でもこの程度のことはやっているのだから、健康なあなたに出来ないわけがない。
すべてこの調子で対応するものだから、いくら温厚な恋人とはいえ、激怒しないわけがない。
そして、私も疲弊し、彼を傷つける結果に。

人生の潮目なのだろう。
人生というよりも、交通事故以後の大事な局面にいることは確かなようだ。
いかに冷静を保てるか、いかに自身の不幸を、障害を受容できるか、
私にはそれらは今でも難題でしかないものの、でも多くの人に支えられている恩恵には
ぜひとも応えたいと強く強く思っている。

破滅的な行動をするのは、どうしてなのだろう?
なにかから逃れたいからか?
それとも、誰かに注目してほしいからなのか?
誰に見てほしい?
いったい誰が僕を見ることができる?
母親でさえ、僕が見えなかった。
父親も、顔を背けた。
僕は誰にも見てほしくなかった。
だからこそ・・・・・
こうして姿を消してしまったのだ。
それなのに、ときどき、他人の注目を集めようとする。
グラスを割るように、衝動的に、
しかし計算の上で、僕は自分の怒りを外へ向けてしまう。
おそらく誰かに叱ってほしい、という気持ちなのだろう。

四季、春 THE FOUR SEASONS
森 博嗣(講談社文庫)



誰も知る人のいない、遠い遠い国へ行きたい。

 



    


人間休業

2010年07月03日 20時43分45秒 | エッセイ、随筆、小説


愚痴ばかりの愚文連ねるだけのブログを
読んでくださる方々には
本当に申し訳ないと思うばかりです。

人間休業中の私ですが、
復活できる日を希求しながら、
もうしばらくうだうだとした日々を送ることを
見守りいただきたいと思います。

人間休業とは、ホンダ創業者の言葉ですが
この一言が私の救いとなっています。