今日も晴天。そして猛暑！
昨夜はいったんエアコンを切って寝たのですが、夜中にちょっと目が覚めた後、また外から断続的に聞こえる咳の音で寝つけなくなりました。
朝は洗濯した後、早々にエアコンを稼働させ、一日中つけっぱなしでした。夜もそのままにしておこうと思います。明日はまた出かけるから、眠れないのは困りますし。
そんなわけで、今日は家にこもってゲームをしたり2時間サスペンスの再放送を観たりと、ダラダラ過ごしました。
夕方6時台はEテレで新潟の古民家村シリーズ（またはベニシアさん）とハルさんを流しながら夕食準備→食べるというのが習慣になりつつあります。
今日の晩ごはんはまぐろ漬け丼。漬けは生協の冷凍ものですが、ご飯に海苔をちぎって載せ、ごま、とろろやねぎ、大葉といろいろトッピングしていただきます。白ごはんドットコムで見たきゅうりとちくわの生姜しぼり汁あえを付け合わせ、さっぱりと。明日も暑いと言うし、いよいよ冷汁を作るべき時が来た？
夜は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。サブタイトルは「天が望んだ男」。
天運が自分から離れつつあることを感じ、死の不安に怯える頼朝。全成に相談し、半分くらい口から出まかせの「卦」を全て信じて、災いを避けようとする。範頼の一件に比企能員が絡んでいると知り、もはや誰も信じられない。
その頃、頼家と能員の娘せつとの間に長男の一幡が生まれた。が、頼家は「つつじ」という娘を妻にと望んでいた。初め良い顔をしなかった頼朝も、彼女が鎮西八郎為朝の縁者、すなわち源氏の血筋であることを知り、これを受け入れる。
建久９年、稲毛重成が亡き妻（北条時政の娘）追善のため相模川に橋を架け、北条一門のほか頼朝もその供養に参列することとなった。
安達盛長を伴って御所を出た後、方違えとして和田義盛の館に立ち寄る頼朝。巴とも対面を果たし、木曾義仲を討ち果たしたことについて謝罪する。
追善供養の後、北条家は一門総出で丸餅を作るが、ここで五郎時連、またの名『グレーテルのかまど』のヘンゼルが下手くそな餅しか作れないというのがご愛敬。やっぱり「かまど」が側にいないとダメなんでしょうか
りくと語り合い、時政と酒を酌み交わす頼朝だが、その不細工餅を喉に詰まらせ、あわや——というところ、義時の介抱で命拾いする。
その後、政子と二人で久しぶりに夫婦らしい語らいをした後、頼朝は義時に頼家を託し、自らは大御所になると伝える。
ここに至るまで、実は全成が言っていた「してはいけない」「避けるべき」ことにことごとく抵触し、そのつど怯えていた頼朝だが、何かふっきれたように、まさに憑き物が落ちたかの如くに「人の命が定められたものなら甘んじて受け入れ、その上で好きなように生きる。神仏に縋って怯えて過ごすのは無駄なことだ」と語る。
頼朝が「大事なこと」はいつも自分にだけ打ち明けてくれることを、改めてかみしめる小四郎義時。
その後、酒宴を催す北条一門から離れ、安達盛長の牽く馬で御所へ帰る頼朝。初めて北条館を訪れた時のことや、これまでのことを藤九郎盛長としみじみ振り返るが、その時変事が——右手がしびれ、それが半身にも広がって馬から落ちてしまったのだ。
これまで不吉の象徴として頼朝を脅かし、最後の時にも聞こえた鈴（鉦？）の音。北条館の人たち、そして御所の頼家や景時、大江広元らも、「虫の知らせ」の如くその音を耳にしていた。不安が皆の上を覆っていく——
天命を恐れず受け入れ、好きなように生きると決めたその時、頼朝の命は天によって刈り取られたのですね。
その死因は、手が痺れたり呂律が回らなくなったりしていたことから、ツイッターでは脳梗塞ではないかと言われていましたが、もしや餅か水に一服盛られた？という説もあるようです。
そこに到る時間を共にしたのが、政子、小四郎、そして藤九郎と、数少ない心から信頼する人たちだったのがせめてもの救いでしょうか。特に、最初から側に仕えていた安達殿と「藤九郎」「佐殿」と呼び合えたことが……
ツイッターのTLを眺めていると、あの鈴（鉦？）の音を多くの人が耳にする中、義時だけは聞いていないということですが、その意味するところは何なのでしょうね？時政、そして泰時もそれは聞いていない。もしや、この後「執権」になる人たちだけは、ということなのかどうか……
ともあれ、かつてない頼朝像を演じてみせてくださった大泉洋さん、お疲れ様でした。
大河の後はEテレで【古典芸能への招待】を流し見。今夜は狂言です。野村万作さんが「袴狂言」の形で『釣狐』を演じます。狩人の役は萬斎さん。
