

昨日までとはうって変わった晴天。気温も上がり、夏みたいに暑かったです。
そんな中、渋谷の Bunkamura ザ・ミュージアムで開催の【忘れえぬロシア~国立トレチャコフ美術館展】に行って来ました。前売り券を買っていたし、本当はもっと早く行きたかったのですが、諸事情により最終日の今日、それも他出先から回ったので閉館近い夕方の鑑賞になりました。
メインとして取り上げられているクラムスコイの「忘れえぬ女(ひと)」は、今から30年くらい前にも日本に来たことがありましたが、その時は見られなかったので、ようやく「会う」ことができて嬉しかったです。
ロシア文学愛読者なら、やはりアンナ・カレーニナが、またはナスターシャ・フィリポヴナがそこにいる!と思ってしまうことでしょう。その文学を生み出した文豪たち、トルストイ、ツルゲーネフ、チェーホフ等の肖像画も展示してありました。クラムスコイ自身の自画像もあります。
レーピンによる数々の肖像画も素晴らしかったですが、自分としてはシーシキンの風景画に最も心惹かれました。あれは現物を近くで見るべきものです。またクラムスコイによるシーシキンの肖像画には、「ああ、こういう人だったんだろうなあ」と嬉しくなりました。
そんなわけで、疲れたけれど行って良かったです。次回、6月13日より開催の【奇想の王国~だまし絵展】も楽しみ。