

連日の猛暑に早くもバテ気味ですが、皆様お元気ですか?
私はと言えば相も変わらず『レ・ミゼラブル』三昧な日々を送っていますが、帝国劇場での公演も7月10日にて千穐楽となり、ちょっと一息ついております。
新演出版による初めての公演となった今期、4月末のプレビュー公演からアクシデント続きで、陰ながら胸を痛めていましたが、懸念されていた新演出も概ね受け入れられ、連日満員札止めの大ヒットとなって、楽日を迎えることが出来て本当に良かったと思います。
私自身の観劇は6月と7月に1回ずつでしたが、プレビューからご覧になっているかたの感想を拝見すると、出演者の皆さんの演技もどんどん良くなっているとのことで、だいぶ落ち着いてから観ることができたのは却って良かったのかも、と思います。
でも、あのキャストも観たかった、この組み合わせでも観たかった──と後から後から欲が出てくるのが『レ・ミゼラブル』のおそろしさ!だから舞台版には嵌りたくなかったんですよー(笑)。劇場まで足を運んでお芝居を観るということ自体、何年かぶりでしたが、やはり良いものですね。
今回の公演では、キム・ジュンヒョンさんのバルジャンが観られたことが最高に幸運だったと思っています。長身二枚目、そして何よりひたすらコゼットを愛するバルジャンは、映画版のヒュー・ジャックマンや、1935年の映画『噫無情』の「美しすぎるジャン・ヴァルジャン」(これ、私が言い始めたキャッチフレーズですw)ことフレドリック・マーチを思わせました。歌唱力はもちろん、プロローグの凶悪ぶりからエピローグの老いた姿まで見事な演技で、長年違和感あったコゼットへの「わたしは父じゃない」(訳詞)が、深い愛ゆえの言葉だと初めて納得できました。
2公演合わせて語りますが、川口竜也さんのジャベール、原田優一さんのマリウス、上原理生さんのアンジョルラス、綿引さやかさんのエポニーヌなども素晴らしかったです。
そしてこの『レ・ミゼラブル』、8月博多座、9月梅田芸術劇場フェスティバルホール、10月中日劇場と、3都市を巡演した後、11月再び帝劇に戻って凱旋公演を行うことが決定しています。
公演予定は11月4日から23日まで。一般前売開始は9月14日からとのこと。皆様お忘れなく!
帝国劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』
しかし、この凱旋公演にキムさんが出演されないことが大ショックです!思わず中日劇場まで足を伸ばそうかと思ってしまいましたが、そちらも軒並み完売のようで……
でも、帝劇で拝見していないキャストや組み合わせもまだまだあるので、凱旋ではそちら中心にチケットを探そうと思っています。
この先、福岡、大阪、名古屋方面のかたのご感想をうかがうのも楽しみです。
映画版もリピーター続出、またサントラやDVD、ブルーレイディスクセットも何種類も出すなどして「どこまで金を搾り取るつもりだ!」と言われたものですが、思えば『レ・ミゼラブル』とは、元からそういう作品でありました(笑)。
私も今年は「レミゼイヤー」と定め、踊らせていただく所存です。