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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

『オーストラリア映画史』

2005-11-19 16:23:53 | オーストラリアとその映画・演劇


旧ブログでも紹介したことのある本。
その時は図書館で借りたものですが、このたび「増補改訂版」を入手しました。
アマゾンでは在庫切れ。
出版元ではなぜか旧版情報しか出ていません。
某大手書店オンラインショップでも在庫切れで、どうしようかと思っていたのですが…
こちら、bk1 にありました!

なぜか旧版よりこの改訂版の方が1400円も安くなっています。
但し、内容自体は旧版と殆ど変わらず、扱われているのは1996年まで。それ以降の作品に関しては、巻末に「増補 九〇年代後半以降のオーストラリア映画」として、まとめられていますが、デイヴィッド・ウェナムやヒュー・ジャックマン、それに "The Boys" などの作品についての言及がないのが不思議でした。
しかし、AFI受賞一覧は、旧版では1997年度までの扱いでしたが、改訂版では2003年度まで出ていますので、最後に「主演男優賞 デヴィッド・ウェナム『ゲッティン・スクエア』」という言葉が見られるのが嬉しいですね。
他にも、1998年 "The Boys" が何を受賞したかとか、2000年の "Russian Doll" 、2001年の "The Bank" 、どちらも脚本賞を取っているのが判って(後者はロバート・コノリー)、デイヴィッドが「出演作品は脚本で選ぶ」と言っていたのも伊達じゃないのねえと思ったりしました。
また、前にも触れましたが、巻頭のオーストラリア全図、及びメルボルンやシドニーの地図に、様々な作品の舞台となった地名や場所が表示されていたり、シドニーだとベルボア・ストリート劇場やNIDA(国立演劇学校)の位置まで判るのがありがたいところ。
何にしても、私のようにデイヴィッドやヒュー方面から豪映画に興味を持った人や、元々関心があった人たちにもお奨め…どころではなく、基本文献の一つと言える本です。

それにしても……アマゾンで「オーストラリア映画史」で検索すると、いちばん上に出てくるのが、『FLIX special ヒュー・ジャックマン』だったので笑ってしまいました。これもヒュー様ファンには基本文献(?)ですけどね。
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