南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2018 04/29-30 おはようYRP 引き続きインド1I機軌道 中国IGSO軌道系へ接近 IGSO&QZSS ubx24時間並行モニタ・アニメGIF@北多摩

2018年04月30日 | おはようYRP UBX スカイプロット
2018 04/29-30 インド1I機軌道は引き続き、中国IGSO軌道系へ接近中

360°視界が広がるYRP屋上でのQZSS/GNSS UBX24時間測定データにIGSO&QZS Orbitsを並行させたアニメGIFです。
04/29-30はYRP受信機器やネット回線はお昼頃の1時間を除いては連続・連日データ取得運用およびリモート制御は安定に動作しています。


2018 04/29-30 IGSO&QZS Orbits↑+YRP屋上アンテナ+u-blox↑M8Nスカイプロット並行24時間モニタアニメを記録します。

日本時間お昼の時間帯に左側のN2YOサーバとの接続が1時間混みあう状態になっていたようです。そのため太陽とのQZS-4の合は唐突になりますが、なんとか確認はできます。

またインドのIRNSS-1I機の8の字IGSO軌道は中心経度55度Eであるはずが、引き続き中国のIGSO軌道系に接近シフトしているようです。おそらく55度と111度の間の二等分点である83度Eを目指してインドは国際連絡を公表していない三連IGSO軌道系の構築を目指しているものと予測します。

ブラウザをPCモードにして、本ブログのカテゴリー「おはようYRP UBX スカイプロット」をクリックして、ブログ記事の一覧をご覧ください。一番左側の緑のインド1I機の8の字軌道が毎日少しづつ軌道中心経度を東に移動させている様子がわかります。

既にインドは111度E系で中国IGSOのど真ん中に2機のIGSO系をおいています。それに83度E系が追加されることは、南アジアから東アジアの測位衛星系の接続意志が明確となります。

この地域上空の測位衛星の主導権争いが明確化してきているかのようです。GNSS/RNSS軌道系中央経度という椅子の取合いは宇宙セグメントにおいて激しくなると思われます。

わが国のQZSS宇宙セグメントのインフラ構築についても21世紀の長期戦略を構築することが重要でしょう。
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