南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 09/01 防災の日 天変地異激発の日本QZS-1太陽合完了 9月はインド月面軟着陸とBDS-1,4,7三姉妹同期太陽合を追う

2019年09月01日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 09/01 アジア大波乱は香港情勢など9月以降も激しく予断を許さないものとなるのでしょう。ビッグ・ブラザー覇権弱体化がアジア大波乱の誘因でしょう。一方、アジア大波乱は科学技術面でアジア主導の破壊型イノベーションを産み出すでしょう。月面探査「植民地化」競争は、おそらくその典型となるでしょう。

歴史の大局としては、当面は欧米の衰退・アジア隆盛の情勢が、人口動態からもおそらく続くでしょう。そして21世紀終盤には、人類進化を育んでくれた母なるアフリカ大陸が、躍進の主役に躍り出ている可能性もあるでしょう。

今世紀終盤の地球は高温化しているのか、逆に無黒点小氷期に近づいているのか、核兵器戦争で人類壊滅状態になっているのか。日本列島は激動の海外情勢と南海トラフ巨大地震などに翻弄されていることでしょう。いずれにしても最大海洋である太平洋の役割は重要になっているでしょう。

防災の日をガラパゴス化させず、天変地異の極点にある日本列島において、中堅や若い科学者・技術者の叡智と想像・創造力を結集させる大胆な工夫の導入が望まれます。

次は中国東輪BDS-1,4,と西輪7の三姉妹の同期太陽合の舞を追いかけてゆきます。昨年と同様の位相で三姉妹の舞が見られるかどうか興味深いです。

インドに続き、中国も次の月面軟着陸・探査機を準備しています。アジアが主役の月面探査競争・協力時代が、アジアGNSS/QZSS発展と合わせて到来してきているといえるでしょう。

日本QZSSが先頭を切って、GPS/MEOの軌道枠を抜け出した日本も、軌道直径約8万kmのQZSS軌道を月面探査ナビ応用に先頭を切って応用すべきでしょう。以下のブログに記載した日印月面探査協力協定を生かして推進してゆくべきでしょう。https://blog.goo.ne.jp/qzss/e/b2d8d0e3bc824c5a1c014b35b7885c4b

軌道直径がMEOの倍近い8万kmクラスのIGSO/QZSS軌道からの送信波を使用して、地球ー月間30万kmのナビゲーションによる月軌道への投入や月面探査車の月面ナビゲーションへ活用すべきでしょう。新しい月面分野へのQZSS/IGSO応用に挑戦すべきでしょう。帰還奮闘中のはやぶさ2同様に納税者の大きな喝采を浴びることでしょう。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 09/01 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 09/01 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。



平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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