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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

3つの8の字衛星の昇交点時刻の幾何学的特徴とは

2017年11月21日 | QZSSの軌道・幾何
以下の3つの8の字衛星Q1,Q2,Q4のそれぞれの昇交点時刻A1,A2,A4における軌道衛星配置の幾何学的特徴とは何だろうか?
(ここでの昇交点時刻と昇交点赤経RAANとは違いますので混乱しないように)

A1: 05:45JST(20:45UT) Q1衛星が赤道を昇交する時刻

A2: 14:40JST(05:40UT) Q2衛星が赤道を昇交する時刻

A4: 21:20JST(12:20UT) Q4衛星が赤道を昇交する時刻

以下の図は左からQ1,Q2,Q4衛星が赤道を昇交時刻A1,A2,A4の衛星軌道配置です。


これらには幾何学的な美しさのあるものと、それほどでもないものがあります。それぞれの理由を考えて見てください。おそらく、ここに現在の4衛星体制の限界があり、7衛星体制はこれを補って、さらに美しい配置が実現するのでしょう。

また参考のために、この時期のTLEを以下に記録します。

QZS-1 (MICHIBIKI)
1 37158U 10045A 17324.26096516 -.00000096 00000-0 00000-0 0 9992
2 37158 40.9519 157.0623 0748971 270.1123 224.7710 1.00283667 26352

QZS-2 (MICHIBIKI-2)
1 42738U 17028A 17323.23631505 -.00000268 00000-0 00000-0 0 9990
2 42738 44.5448 287.4587 0746014 270.4053 80.9745 1.00290322 1743

QZS-4 (MICHIBIKI-4)
1 42965U 17062A 17322.49420903 -.00000358 00000-0 00000+0 0 9994
2 42965 40.5120 24.2289 0748535 269.2266 75.3491 1.00267235 401
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