南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

縦の糸は日本コンテンツ、横の糸はGNSSスマホに

2016年08月02日 | QZSS Raw data技術byスマホ
中島みゆきのロングセラーシングル曲「糸」をもじったものではないが、
「縦の糸は日本コンテンツ、横の糸はGNSS/QZSスマホに」
というところへ、サバイバル勝負の時期がきているのではないかと再認識させたのが、
任天堂をGoogleのエコシステムに巻き込んだポケモンGOの動向である。

あえてGoogle EarthとかMapとかは横糸に明示する必要はないのである。
そしてQZSSの差別的長所である楕円軌道を弱リーマン幾何の中でどう活かすのか。

アンドロイドGNSSスマホの位置と運動はサイバー時空間に射影されてデジタルなGoogle Earthの周りを周回している。
切っても切れない関係でリアル空間とサイバー空間とは弱い相対論的な射影幾何学により取り仕切られている。

地球は回転楕円体で近似でき、衛星軌道は円か楕円か双曲線軌道である。いずれも射影幾何学を学べば序章で統一的に理解ができる円錐曲線で初歩的で馴染み深い射影幾何学的オブジェクトである。


弱相対論的な弱リーマン射影幾何学によって衛星という点オブジェクトと楕円軌道や地球楕円体は、極と極線(または弱いリーマン曲面)の定理で相互間で双対性を持っていることは入門書で分かることである。
http://www.geocities.co.jp/sgwr0/pole/pole.html

庶民は天動説的にスマホ位置点を中心にポケモンを捕らえようとする。しかしGoogleの弱相対論的サイバー射影空間では、双対性が生きてきて、極(である衛星)と極線(面)の定理により弱リーマン地動説での把握が当たり前になる。

通常の数値解析的な手法では、強引に方程式を解こうとするため、点と線は本来、対照交換であるという双対性という幾何学的性質を見逃してしまって、未知変数をいたずらに多くしているといえる。

つまりGoogleサイバー空間での飛翔体を規定する横糸はGNSSスマホの射影座標で十分であり、縦糸には日本の得意とする和製コンテンツを射影空間オブジェクトとして織り込むのである。

こうした射影幾何学的分析はQZSSの楕円軌道特徴点が極と極線に大きく現れることになり、本質をつかみやすくなる。

触らずに批判してても駄目なので、ポケモンGOの動作を数日観察して、既存円軌道横糸は圧倒的に勝負がついているので、縦糸に日本の伝統的に強いコンテンツを、QZSS楕円軌道の離心横糸に映えるように編み上げれば、Googleと対等なエコシステムで勝負できるのではないか。

ここまで対等になるように幾何学的かつ非解析的にポケモンGOを分析・表現できれば、次のロードマップが見えてくるのではないか。VLBI準星電波源の無限遠点は射影幾何で解決できた。今度は円錐曲線論である(とりあえずはここまでにしたい、熱中劇症化!)
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