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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2020 6/4 コロナ禍めげず欧州GSA RawData Processingプレゼン資料URL

2020年06月04日 | QZSS Raw data技術byスマホ
2020 6/4 コロナ禍にめげずに欧州ガリレオGSAの第4回RawData Processingがオンラインで開催されましたが、そのときのプレゼン資料が以下のURLで公開されました。
https://www.gsa.europa.eu/newsroom/european-space-expo/4th-gnss-raw-measurements-taskforce-workshop

オンラインでは見づらいこともあったプレゼン資料もほとんどが公開されましたので、一見の価値はあるでしょう。
本ブログでも4年前から以下のような記事にて繰り返しご紹介していましたFrank van Diggelen博士の基調講演のスライドもご覧いただけます。
Google RawData Projectを率いるFrank van Diggelen博士

日本のQZSS/GNSS技術は外付けアダプター型受信機つくりと測定が中心であり、また高価で閉鎖的なiPhoneがわが国のスマホシェアの6割(学生では8割)を占める異常さもあり、パワーのあるスマホSoCとネットワーク技術と連携させたGNSS受信アプリ作りの勢いが小さいです。欧米や中国・韓国・台湾などではGoogleのAndroidスマホのRawData技術への関心は非常に高いです。トランプのおかげで中国では内緒のようですが。

今回のコロナ禍でも日本政府は感染接触アプリを、なんと超クローズドなApple社に莫大なライセンス料と開発予算を支払って作成させています。日本ではオープンなアンドロイドスマホは少数派なので、止むをえないでしょう。日本は白い巨塔つまり伽藍の国なんです。自由でオープンなバザール方式はドンドン弱体化しています。

日本ではソフトウェア技術、特にバザール型のクラス概念など、オブジェクト指向プログラミングは、なかなか育たないですね。教師も忙しすぎて構造化プログラミングの入門段階で精一杯の状況です。

日本の若い人たちが、早くこの危機に気が付いて、アンドロイドスマホ上でのオープンなバザール型の開発への熱気が、このコロナ禍で少しでも盛り上がることを期待しましょう。

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