Sweet Home Chicago

愛猫達と暮らす楽しい☆美味しいシカゴ生活

皮下輸液開始

2011-08-20 | 猫・Ziggy

遠くからZiggyにたくさんの元気玉を送って頂き、本当にありがとうございます!

こうして私達が頑張れるのも皆様からの応援のおかげです。
みなさんの温かいお言葉に支えられ、とても励まされています。
そして貴重な経験談やアドバイスもとても参考になっています。
コメントやメールのお返事も出来ていない状態ですが、どうかお許しくださいね。

 

 

 

Ziggyは火曜日に4回、水曜日に5回も吐いてしまいました。
まだまだ吐き気が治まらないようで、ヨダレも相変わらすごいです。
ガンや腎臓の疾患は胃液の分泌が多くなるため吐き気がつきもののようですが、
吐くものが何もないので胃液だけを吐いている姿は本当に辛そう・・・。

でもそれに比べると昨日吐いたのは1回だけ。
今日も今の所1回だけ。
徐々に胃薬の効果が表れているのかな?
だといいね・・・いや、そうであって欲しい!



(Sashaも心配そうに見守っています。)

 


しかしその吐き気のせいで食欲がすっかり失せてしまって、
今は食べるのはもちろん水もまったく飲めない状態です。
火曜日からほとんど何も口にしていません。
目の前に食べ物を置いても余計に吐き気を誘うだけで、ただただヨダレを垂らし続けます。
G先生から今の状態で2日以上何も食べなかったら要注意!と言われていたので
可哀相とは思ったんだけど・・・本当はやりたくはなかったんだけど・・・

 

強制給餌を試してみる事にしました。



a/dの療養食と栄養サプリをぬるま湯で溶き、粉々に砕いた胃酸抑制薬を入れ
10mlのシリンジで直接口の中へ少しずつあげてみました。
(ステロイドは空腹時にあげると胃を荒らすらしいので、独断でスキップしました。)
これが本当に難しい!
ヨダレがもの凄いので、口に入れてあげてもほとんどヨダレと一緒に出てきちゃうのです。
予想通りZiggyもものすごく嫌がって・・・結果的には半分口に入ったかどうかでした。


その1時間半後、案の定すべて吐いてしまいました。
やはり吐き気があって食べたくない時に無理矢理食べさせるのは酷かったなと後悔。
でもひょっとしてひょっとしたら食べてくれるかも?という期待と
私もダンナもやってみないとわからない!という気持ちがあったのです。

 


ごめんねZiggy・・・辛い思いをさえて本当にごめんね・・・・


強制給餌はもうしないから・・・・どうか許してね。

 



翌朝はお薬をあげただけで強制給餌はなし。
でも相変わらず飲まず食わずでこのままだと体がガンに負けて衰弱していく一方です。
健気にトイレもいくのですが・・・何も食べていないので尿も便も出ません。
すっかり痩せてしまって、触ると骨のゴツゴツがハッキリと分かります。
毛艶もだんだんなくなってきました。
腫瘍が大きくなって気になり始めたのか、腫瘍のある右側に横たわるのを避けるようになりました。
せめて・・・あまり痛みがないようにと願うばかりです。



昨日も一日中ベッドの下に隠れて出てきてくれませんでした。
目の輝きもすっかり失ってしまって、私がベッドの横にうつ伏せになって
一生懸命手を伸ばして撫でてあげてもゴロゴロ言わなくなってしまいました。
あんなになでなでされるのが大好きだったのに・・・。
これにはさすがに胸が張り裂ける思いでした。

でもZiggyが少しでも楽に出来るようにと、部屋を一日中暗くしてそっとしておいてあげました。



その日はダンナも心配して家から仕事をしていたので、
一緒にG先生に電話をしてもう丸3日何も食べていない事を報告。
IV(点滴静脈注射)や食事チューブの検討もしましたが、どちらもZiggyには向いていないと判断。
IVは何日か入院させなくてはならないし、チューブを入れるのにも麻酔をしなければなりません。
どちらにしても病院に行かなくてはならず、Ziggyの体力が持つかどうかも危ういです。

 

そしてやはりZiggyも・・・・それは望まないと思います。

 

だからもう何があっても、病院には連れて行きません。


 

 

あと私達がZiggyのために出来ることは、自宅でのSubcutaneous Fluid Therapy
(皮下輸液療法)のみとなりました。



私はビビリで押さえ付けられると凶暴化するZiggyが点滴時にじっとしていられるか心配でしたが、
今はとにかく脱水状態になっているZiggyに水分補給をして
なんとか回復して自力で食べれるようになってもらわないと本当にマズい状態です。
G先生はZiggyの胃が食べ物を受け付けられないのなら強制給餌はしない方が良いと言いました。
無理に食べさせようとすると、かえって食べ物そのものに嫌悪感を抱いてしまう恐れがあると。
末期がんだから治療のしようがなくて残念だけど、輸液を試してみる価値はあるとの事。
(初めてコメントを下さったmiさん、貴重なアドバイスどうもありがとうございます!)

 

 

・・・・末期がん。



がんが驚くほどのスピードで急激に進行しているのは頭では分かっていたけど、
やはり実際にその言葉を聞かされるとショックでした。

 

これが本当に最後の手段です。

 

これが私達に残された最後の頼みの綱。


これで回復して食べるようにならなかったら・・・・後はもう見守ってあげる事しか出来ません。



私もダンナもそれを覚悟で早速動物病院に足を運び、点滴のレッスンを受けてきました。
点滴キットと取り替え用の点滴針10本セットで29ドル。
これを病院でやると軽く倍以上の値段はするんでしょうね・・・。
レッスンは無料でテクニシャンがとても丁寧に教えてくれました。

 


輸液は主に電解質、水分の補給が目的でZiggyのように消化管の病気などで食べれなくなり
栄養が摂取できない場合に輸液剤にビタミン類、糖質、アミノ酸、時には脂質などを混合して
体内に栄養素を補給することができます。


Ziggyには100mlの輸液を1日1回行う事に。
50mlを2回にわけてもよいといわれましたが、Ziggyのストレスも考えて1回で済ませる事に。
輸液中に逃げられると困るので、家で一番狭いスペースのバスルームでやる事にしました。
(家のバスルームはアメリカには珍しく大人2人が入ってぎうぎうのサイズなのです。)
Ziggyを捕まえてバスルームの隅っこの角に顔を向けるようにしてタオルで包んであげました。
そうしたらこれが意外な事に、隅っこが安心するのか?全然逃げようとしませんでした。
(ぴやままさん、良いアドバイスをどうもありがとう!!)



Ziggyが大人しくしている間に早速輸液開始。
私がZiggyを撫でながら押さえつけ、ダンナが点滴係。
猫と輸液量によって所要時間は5分から20分と言われましたが、
多分合計10分もかからなかったと思います。
無事に終わり、想像していたよりもずっと簡単でした。ほっ。
Ziggyもきっと弱っていて逃げる体力もなかったんでしょうね、全く抵抗しませんでした。
本当は点滴後はご褒美をあげるべきなんですが、何も食べれないし
また後で投薬の為に捕まえるのはさらにストレスになるので、この時に一緒に投薬も済ませました。


点滴の後はさぞ疲れたんでしょう、隠れもせずにベッドルームのカーペットで横たわっていました。
皮下に貯まった水分は普通なら24時間以内に体内に吸収されますが
脱水症状に近い場合は約2時間で体内に吸収されるそうです。
これを必要なだけ毎日続けていくつもりです。

 

 

 

どうか・・・どうか効果がありますように!

 

 


輸液についての詳しい事はこちらのサイトをご覧下さい。(日本語)→★
自宅での輸液療法についてはこちらのサイトに詳しく説明されています。(日本語)→★ 
輸液の正しいやり方はこちらのビデオを参考にしました。(英語)→★
(JUNJUNちゃん、色々とリンクありがとう!)

 

 

 

 

昨日は気晴らしにZiggyの為に向日葵を買ってきました。
Ziggyが少しでも元気になりますようにという想いを込めて・・・・

 

 

Ziggyと同じ色の向日葵の花言葉は「あなたを見つめる」「愛慕」などですが
私的には元気が出るお花なので、お花があれば私達の心も少しは救われるかなと。

またこの向日葵のように、明るくて元気なZiggyの姿が見れますように。

 

 

 

Ziggyの嫌がる事はしたくないと言っておいて本当に勝手だけど・・・
もう少しだけ人間のわがままを聞いてね。
これが最後の手段だから・・・もう少しだけ一緒に頑張ろうね。

たくさんイヤな思いをさせて本当にごめんね。
でもパパもママもZiggyが大好きなんだよ。
これから先、何があってもそれだけは忘れないでね。

 

 

 

だから神様・・・・どうかお願いです。


Ziggyにもう少しだけ・・・・もう少しだけ時間を下さい。

 

 

 

 

 

※たくさんのコメントを頂いているにも関わらず、個別のお返事が出来なくてごめんなさい。
頂いたコメントはどれもありがたく拝見させて頂いており、更新の励みになっています。

 

 

 

 

 

 

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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
辛いです (pen)
2011-08-20 04:08:07
何だか私も泣いてばかりで・・・。
長いお付き合いでもないのに、親戚のZiggy君って感覚に
陥ってます。
そらも今朝、フードを吐いてました。
病理では問題ないとは言われてますが、多分子宮からの
分泌だけの結果なので、他に原因があったりするのかと
思いつつ様子を見てます。
点滴の効果が出る事を祈って!!
返信する
はじめまして 私も・・・ (みかん)
2011-08-20 04:24:39
皮下輸液は14,15歳の猫の最期にシングルなので一人でしました。
一匹は大人しかったのですが、好きな飼い主がすることだから耐えてくれているようで、余計かわいそうに思い、
もう1匹の嫌がる子の方には泣き泣きしました。

きらいな病院へ連れてゆくのは、最小限度にとどめました。
まったく同じ思いでした。

ごめんなさい。
両方、それを始めて3カ月の命でした…
どちらも不思議なことに仕事を終えて帰る私を待っていてくれたかのように、夜…
最後の最後まで、ヨシヨシしてやることができたり、腕の中だったり…

ものすごくZiggyちゃんは愛されて
幸せ猫ちゃんだと、心から思います。

黄色は元気の出る色
Ziggyちゃんの生命力に期待して祈ります。

返信する
Unknown (mi)
2011-08-20 07:48:08
良かった。皮下輸液(点滴って書いてしまいました。)してくれて。うちでは老猫も居るので(腎臓1つ機能してません)、皮下輸液も今で週2回ほどしてます。あとはうちで試したのは
薬と食事を混ぜて注射器で吸い上げ(水を入れて薄めました)口に直接いれました。喉のところまで入れるので簡単にできます。”猫の薬の飲ませ方”としてYOUTUBEに載ってたので参考にしてください。少しでも長く一緒に入れるために頑張ってくださいね。
返信する
Unknown (Madame  Rumiko)
2011-08-20 07:49:00
Queen Sashaさん、今日は。
Ziggy君、厳しい状態で本当に辛いですね。
点滴の効果が出ることを祈っています。

我が家の故ブーさんも、彼と二人で点滴
をしていました。


病院で亡くなった子もいましたが、
それが今でも悔やまれます。

Queen Sashaさん達の決断は正しいですよ。
Ziggy君はこんなに愛されて幸せな猫ですね。
返信する
Unknown (anemone)
2011-08-20 07:59:20
祈ることしかできないけど、毎日そっちに向かってパワーを送り続けるよ。
QueenSashaさん、がんばって!!!!!
Ziggyちゃん、がんばって!!!!!
少しでも楽になりますように。
返信する
Unknown (mogu)
2011-08-20 08:23:05
皮下輸液が上手くいって良かった。
Ziggy君、QueenSashaさんがZiggy君の為を思って
頑張ってるのを解ってると思う。
どうか効果が現れます様に。

黄色は喜びを与える色、オレンジは食欲アップに
プレッシャーを和らげる効果があるよ。
Ziggy君も元気をもらえるよ!
返信する
Unknown (myaumyau)
2011-08-20 10:57:50
祈ることしかできませんが、頑張れエールはいつでもおくりますよ。
輸液の効果があらわれますように。
返信する
Unknown (sari)
2011-08-20 11:03:04
吐き気も落ち着いているようでよかった・・・
皮下輸液、Ziggyちゃん、がんばったね!
効果があること、祈っています。
Queen Sashaさん、みんな、応援しているからね。
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Unknown (日向夏)
2011-08-20 14:14:07
嘔吐、少しおさまったようでよかったですね。
食欲が戻らずお水も飲めないというのが心配です。
皮下輸液療法、初めて聞いたのですが、人間でいう栄養と水分補給の点滴みたいなものでしょうか。
お水も飲めないというのが心配なので、この輸液療法がZiggyくんの助けになって欲しいですね。
トイレ、習慣のせいなんでしょうか…。
尿意を感じるのに出せないのは辛いですよね…。
人間なら、言葉を発せられるし、イライラして八つ当たりをしてしまう事だってできるのに、ひたすら耐えるしかないZIggyくんの気持ちを思うと苦しいです。
側で見ているQueen Sashaさんも辛いですよね…。
何もできないですが、Queen Sashaさんご家族の努力が報われるよう祈っています。
返信する
Unknown (まったり福タビ大リンの姉)
2011-08-20 16:35:35
ダウンしてしまって・・・でも、自分もしんどいから、余計Ziggyくんのことが気になって、携帯から何度も前回の記事を読んで、祈ってました。
どんなに苦しいことなのか、想像もつかないけれど、きっと皮下輸液後のZiggyくんは渇きが満たされて楽になったんだと思うの。
痛みだって少し和らいだかも。
タオルにくるまれて、大好きなQueen Sashaさんとダンナ様に囲まれて、安心して身を任せてくれたなんて、Ziggyくん、えらい。
ヒマワリ色のZiggyくんに、心から姉さんも元気玉と祈りを送るから!!!
もう少し、ここで一緒にすごそうね!!!
みんな、Ziggyくんを愛してるからね!!!
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