ちょっと前のお話ですが、9月の初めの連休中にちょっと郊外へお出かけしてきました。
もちろん目的は日系スーパーのミツワで日本食の買い出し!
でもこの日はとてもお天気が良かったので、せっかくだからお買い物のついでに
スーパーの近くにあるForest Preserve(森林保護地区)でピクニックすることに~!
私はシカゴ在住歴はかなり長いのですが、実はこの森林保護地区に来るのは今回が初めて。
子供の頃この近くに住んでいたダンナが案内してくれました。
今回私達が訪れたのはミツワから車でたった5分の所にある、
森林保護地区内のBusse Woodsという場所です。
まずはドライブしながら見つけたこの大きな木の下のピクニックテーブルで、
ミツワで買ってきたお弁当でランチタイム♪
やっぱりお外で食べるお弁当はとっても美味しい~っ!
それが日本風のお弁当なら美味しさも倍増!
Busse Woodsにはピクニックが出来る場所が沢山あり、
小さな湖がいくつかあって、のどかでとても静かな所です。
ここは中西部なのでもちろん山も海もありませんが、
シカゴの郊外にはForest Preserve(森林保護地区)が沢山あります。
ここには多くの森林や植物が生息し、湖で魚釣りが出来たり、夏の間はボートにも乗れるそう。
ハイキングトレイルやバイクトレイルなどがあって、どこも比較的綺麗に整備されています。
湖の畔にはトゲトゲの植物が沢山生えていたのですが、これは一体なんでしょうね?
日差しが強かったので湖を後にして反対側の地域を散策。
途中に見つけたこの橋を渡って向こう側へ行ってみると・・・・
そこはシカゴにいるとは思えないほどの森林が!
は~空気がきれいで気持ちいいっ!
やっぱり森林浴は最高ですね~♪
と、久しぶりのハイキングを楽しんでいるといきなり目に飛び込んできたのがこちら!
ややっ!?あ、あれはなんだ・・・!?
最初はデカイ岩かと思ったのですが・・・違います!
あれはどうみてもエルク(ヘラジカ)じゃないですか~!
なぜエルクがこんな所に???
ここは山じゃなくて平地のシカゴの郊外ですよ!?
と1人でパニクってるとダンナが横から、
ダ「あれ?ここにエルクがいるよって前に言わなかったっけ?」
私「え~そんな事一言も聞いてないよ!!」
ダ「あれ~そうだったったけ・・・?」
私「私が動物好きだと知ってて今までずっと隠してたの???酷すぎる!(←ちょっと大げさ)」
ダ「だってここの街の名前がElk Grove Village だからてっきり知っているかと・・・」
私「そんな名前だからってまさか本当にエルクがいるとは思わないわよ~!!」
郊外にこんなに間近でエルクが見れる所があるなんて初めて知りました~。
このエルクは日陰で休憩していたのですが、良く見回すと他にもいるではないですか!
シカゴの郊外でエルクが見れるだなんてちょっと不思議な光景です。
だってエルクって本当ならもっと涼しくて標高のある山岳部に生息している動物ですからね。
しかもこの向こう側には結構忙しい道路があって、車がビュンビュン走っているんですよ!?
一体どういう事なのかとちょっとネットで調べてみたら、
このエルク達は1920年代に遥々ミネソタ州から連れて来られたそうです。
現在は計13頭でこのフェンスで囲われた地域にのみ生息しています。
このこ達はちゃんとモニターされているし、地域の子供達がこういう動物に触れられて
学べる機会があるのはとても素晴らしいと思うけど、やはりその反面問題も沢山あるそうです。
まずは「餌をあげないで下さい」っていうサインがあるのにも関わらず人間が餌をあげること。
そして山岳部の涼しい場所に生息するエルクにとってはシカゴの夏が暑すぎること。
だから夏の間はこうして日陰で涼んでいる事がほとんどだそうです。
そして信じられない話ですが、ごく数名の馬鹿な人間がこのエリアに面白がって飼い犬を放す事。
エルクは大きいもので500kgもの大きさがあるのだから、犬がかなう訳がありません!
こんな無責任な人間のせいでエルクに殺されてしまった犬も過去にいるそうです・・・・
一体どういう経緯でエルクがここに住む事になったのはよく分かりませんが、
やはりこの地域には生息するはずのない動物を無理矢理連れてくると色々問題が生じますよね。
エルクに出会えたのはとても嬉しかったけど、大自然の中でなくフェンスで囲まれた場所に
住んでいるエルクを見ていると、なんだか複雑な気分になってしまいました。
ホント、人間と自然の共存って難しいですよね・・・・
そんなわけで、シカゴの郊外でプチ自然を満喫しながら
偶然エルクにも出会えて色々と考えさせられた、とても貴重な1日となりました。
エルクさん達、また近いうちに会いにくるからね~!
秋はもうすぐそこですね~。
☆・゜・*:.。.*.。.:*エルクさん達にぽちっと~!・゜・*:.。.*.。.:*・☆
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「デブネコぴや君」のPちゃんちのぴやくんが虹の橋を渡りました。
かわいいぴや君、今まで沢山ありがとうね。
ぴや君の事はずっと忘れないよ。
虹の橋の向こうでZiggyに会えたら仲良くしてあげてね。