温湯蛙

日々の記録

20年前の自分に

2018年05月20日 | 日々
押し入れの整理をした。
時々する。
今日は、ブーツをきちんとしまい、小物で売れそうなものがあったのでいくつか出品した。
そして奥からCDやカセットテープが入ったカゴを出し、中身を出してみた。
ユーミン、谷山、大貫と山下達郎のCDはすでに居間の棚に収納したが、ほかのアーティストのCDが未整理。
カーペンターズ、オフコース、尾崎亜美を居間へ移動。
遊佐未森と古内東子がかなりある。
売ろうかと思ったが、売り物にならないほど古くよごれてしまっているものもあり、すこしずつ、改めて聴いてみることした。
その中の一枚、古内東子のhug。恋上手とか、さびたリングとかhugとか、この中の曲はカラオケの十八番だった。
思い出した。
20年前、ユーミン仲間と盛り上がった古内東子。
仕事を持たない、子育てと家事の閉塞的な毎日だった自分。
生活は会社を興した配偶者が支えていたが、しあわせとは思えなかった。
そんな中でパソコンを通して知り合った同じ音楽を好きな仲間との交流は楽しかった。
こちらの家庭事情やら、自立をするための一歩一歩で、徐々に仲間と疎遠になったが、あの頃、個々に編集して送ってもらったCDやカセットがたくさん出てきた。
みんな、元気かな。
あれから20年。仕事を持ち、自立した。独り身になった。
目標を次々と叶えた。家まで手にした。嘘みたい。
あの頃の自分は、20年後の自分がどうなっているか想像したこともない。こんなに満足して暮らしているとは考えたこともない。
そして、自分が求めていたものがなんだったのかが、今、よくわかる。
確かに自立して嫌な人から距離をとることを考えていたが、要は、自由になりたかったんだ。
自分の思いのままに、ただやすらかに暮らしたい。
だから、休日は好きな音楽を聴き、人に会うことも合わせることもせず、気ままに過ごし、しあわせをかみしめる。
20年前の自分に教えてあげたい。今の自分のこと。

それにしても、持っているCDやカセットテープ、じっくり聴くための自由な時間は、あとどれくらいなのか。
一番だいじなものって、時間なのかも、、、。