なぜ買うの？

先日会社で、新聞の折込チラシを何気なく見ていて、僕はうなってしまった。あるホームセンターのチラシに、ココに良く似ている、アメリカン・ショートヘアーの赤ニャンの写真の下に\88,000(特価)とあった。その横には、プチブルドックが\160,000と出ていたからだ。
今や世はペットブーム。マンションでもワン・ニャンと一緒に住める時代。だから一番手軽に、ワン・ニャンを見つける事の出来るペットショップや、ホームセンターに行くのであろう。そしてそこではお金さえ出せば、可愛い子を簡単に手に入れられる。忙しい現代人にピッタリなのかも知れぬ。しかし、そこには危険がはらむ。小学生位の子供を連れてゆけば、世の中万事金と言う事を子供に教えてしまう事にならないだろうか。故に、病気になったり、老いたからと簡単に処分してしまうようにならなければ良いが。
家庭にパソコンが入り、携帯電話でも、インターネットが見られる時代、ワン・ニャンの里親募集は常に出ている。そこで確認し手を上げて欲しい。
我が家のココも里親として引取ったニャンコだ。この時の募集欄は、やましたさんの写真とテケトさんの構成が素晴らしかった。僕はこの写真に磁石のように引き付けられた。また、ニャンコを引取りたいと言った友人に、里親募集の頁から見付けて紹介した。小梅ちゃんと名付けられ、今やその家庭のアイドルとなり、団欒を一層楽しいものとしてくれているとの事だ。
僕はペットショップの存在も否定しない。しかし、里親募集に多くの方が手を上げて、不幸なワン・ニャンが少しでも幸せになれる事を願っている。