暴挙
2011-02-12 | 日記
ここ数日 芸能人の薬物汚染がらみの話題がテレビを賑わせてますよね
事件や時事ネタは、お客さんとの会話によくある内容です
こないだこの話をしてた時のことです
10年ほど前に私の大好きなアーティストが薬物で逮捕されるというショッキングな事がありました
朝のニュースで彼のCDの全てが店頭から撤去されるのを見た私は激しく動揺しました
心ここにあらず状態で仕事を終えて、夕方レンタルショップへ猛ダッシュしました
撤去される前に借りしめる(?)ためです
神様 間に合いますように
レンタルショップに行った事がなかった私は、この日が初体験でした
店に入り、店内を早足で一周するも見当たらず・・・
遅かったか~ 見落としたかもと思い、何度も何度もぐるぐる回りました
そして ふと、私の後ろに警備員のおっちゃんが張り付いてる事に気づきました
・・・・え?私 万引きと思われてる??
その時向い側の列にヘッドホンでCDを聴く若者の姿が目に入りました
身の潔白をアピールする為に、私も目の前にあったヘッドホンを付けました
いくら探しても操作ボタンがわからず、また若者を見ると音楽に乗って首を振ってました
私もノリノリで首を振りました 何の音も流れてないのに
首を振りながらチラッと後ろを見ると、さっきにも増して怪訝な顔の警備員が立ってました
・・・・試聴出来ますって書いてあるしおかしくないはずやのに?
何がおかしいの?と思いヘッドホンの先をよく見ると
森茂久弥さん朗読の絵本でした・・・・・・・・
「葉っぱのフレディ」
春に生まれた葉っぱのフレディが、自分という存在に気づき、成長し、
「葉っぱに生まれてよかったな」と思い、「葉っぱの仕事」を終えて
冬に土へとかえっていくまでの物語
生きること、死ぬことをあたたかく伝える絵本
決して 激しく首を振りながら聴くお話ではありません
その後 そっとヘッドホンをもどし、何食わぬ顔で店を後にしたのでした
薬物の話を聞くと思い出す 懐かしくも悲しい思い出です(笑)
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