アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

DNI申請

2006年02月22日 | 雑感
2月21日(火)

昨日、DNI(Documento Nacional de Identidad:国民身分証明書)の申請に、移民局まで出かけた。と言っても、ひとりで申請できるわけでもなく、I商事の社長秘書イサベルさんが通訳兼、世話係。彼女は日系2世なので、日本語、スペイン語共に問題なし。ところが、移民局に到着すると、また別の人が待っていた。イサベルさんの話によれば、個人で申請するのはかなり時間がかかるそうで、少しお金を払ったら、専門の申請代行者が短時間で手続きをやってくれる。要は便利屋だ。色々な商売があるものだ。

10時過ぎに移民局に到着し、一時間たっても、いっこうに処理が進まない。電光掲示板の順番は79のまま変化なし。50人あまりがスシ詰め状態の待合室は、クーラーが利き過ぎて、ノースリーブのイサベルさんは隣で震えている。恋人のように肩に手を回してあげたい気はするが、立派な体格なので、とても片腕ではカバーできそうに無い。

あまりに遅いのに痺れを切らせて、イサベルさんが確認に行くと、現在コンピューターが故障しているので、作業が遅れているとのこと。通常は40分もあれば終わるらしい。そして、約3時間後、「明日もう一度10時に来てください。」と説明があって、終わり。

そして、今日、一応コンピュータは直っているようだが、昨日の申請者に加えて、今日の申請者が追加され、待合室に入れない申請者が、道路まで行列を作っている。昨日の申請者は優先して処理されるとのことで、30分後にやっと順番が回ってきた。写真を撮って、指の指紋をとって、申請書に自分でサインして作業完了。15日後の3月6日に出来上がるとのこと。

DNIを入手して、銀行口座を開設し、現地で給与が振り込まれるようになったら、一通りの赴任手続き完了。

皮肉なもので、今日、アルゼンチンからの撤退が決まった。
赴任のための面倒なVISA手続きを済ませ、給与面では、現地のI商事のお世話になるなど、生活環境を整えるためにいろいろな作業を済ませたが、結果的にはほとんど役に立たなかったことになる。

来月は東京だろう。引越しの準備をしなくては。


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