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《アロマテラピーサロン・ピュアティ》purity diary

アロマルームのできごと、好きなこと、日々のあれこれをココロのままに綴ってます♪
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<吉本ばなな>吹上奇譚

2017-11-02 22:57:29 | 読書
久しぶりに本の話です♪

吉本ばななさんの新刊


吹上奇譚 第一話 ミミとこだち
クリエーター情報なし
幻冬舎


この何年かの作品とは、ちょっと違う世界観

本の帯にも書いてあるように

その街では、死者も生き返る
現実を夢で知る「夢見」
そして屍人を自在に動かす「屍人使い」
二つの能力を私は持っている。


主人公のミミ。双子の姉

SFともいえるし、ファンタジーでもいえる。
ホラーともいえる。笑

本の中に引き込まれ、すごくおもしろかったです。

ばななさんは

「この物語は、50年かけて会得した、読んだ人の心に命の水のように染み込んで、
魔法をもたらすような秘密の書き方をしています。

もしよかったら、このくせのある、不器用な人たちを心の友にしてあげてください。
この人たちは私が創った人たちではなく、あの街で今日も生きているのです」  


と書いています。

そっか、、、50年かけて会得したものを温めてきたのだな。

何十年前だったら、読者が受け止められないであろう世界観を、

「今の時代だったらもう大丈夫」と待っていてくれたのかな~なんて、深読みしてしまいます。笑

ばななさんは、とてもサイキックな方なので、全てが「作り話」とは、到底わたしには思えません。

実体験があったのでは?と、また深読み。笑

たぶん、この本のような世界が日本のどこかにもあるような気がします。

わたしたちの意識は、ここ何十年かで、かなり変化している。

でも、変わらないものもある。

それは、人柄とか、ココロの中に大切しているものとか、誰かを思う気持ち。

そして、「ココロの強さ。」を発揮している。

とても魅力的なのです。

ばななさんの小説の登場人物は、なんていうか「(傍目にはわかりやすく)キラキラしていない人がキラキラしてる」のですよね~。

キラキラって。。。笑

この本は、完結だけれど続編もあるみたいです。

今度は、違う登場人物にスポットをあてるような気がする♪

すごく楽しみです💛




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