鬼のように暑かった金曜日。
この本は2019年7月に発行されていて、まだコロナのコの字もなかったわけですが、小説の中では「新型鳥インフルエンザ」猛威を奮っており、それが今の日本の状況とそっくりなのです。
本当にいつまで暑いのでしょうか💦
図書館で予約した本『クジラアタマの王様』が7ヶ月待ってようやく順番が回ってきました😊
一気読み♡
今までの伊坂幸太郎さんとは、ひと味ちがう作風でパラレルワールド(夢の世界)とリンクしてトラブルを解決していく感じ。
パラレルワールドの話しの時は、挿絵もあり雰囲気というか臨場感があって物語に吸い込まれていきました。
この本は2019年7月に発行されていて、まだコロナのコの字もなかったわけですが、小説の中では「新型鳥インフルエンザ」猛威を奮っており、それが今の日本の状況とそっくりなのです。
感染への恐れ。
クラスターへの怒り、責め。
特定しようとするメディアの追っかけ
SNSでの個人への攻撃
街中、マスク
政治家の駆け引き
なんだか伊坂氏が「預言者」のように思えてきました。笑
(小説ではワクチンも出来て終息しました♡)
伊坂幸太郎さんの本は『悪者』は本当にどこまでも嫌なヤツで、それが最後の最後でボコボコにされる、っていうのが爽快なのですが😅今回はちょっと違う。
『悪者』が分かりにくく、本のタイトルの「クジラアタマの王様」みたいな鍵なる人物が悪者として、いつ登場するのかと思いきや、
(パラレルワールドで)たびたび出てくるハシビロコウがラテン語で『クジラアタマの王様』という意味でした😅
↑ ラスボスはこやつなのか?笑
『短期的に非難されても対極的には大勢の人を救うことができればいい』
登場人物の女性たちが男前でカッコ良かったです。笑
最後はめでたし、めでたし😊
ひと味ちがう伊坂ワールド、おもしろかったです♡
台風も来てますね💦
どうか被害がでませんように✨