星野架名先生の訃報が目に飛び込んで来ました…。
信じられなくて絶叫しました。
けど、人間はいつかは必ず旅立つものです…。
架名ちゃんは、私を『ちゃん』付けで呼んでくれる数少ない先生でした。
私の方がチョットだけ歳上なので、何となく勝手ながら可愛いなぁと思っておりました。
いつだったか。
二人で白泉社で再会出来た時に。
架名ちゃん「今日武道館で声優さん達のフェスティバルが開催されるの‼️早紀ちゃん付き合って‼️」
…と、突然に誘われて、ご一緒した憶い出がありまして。
その頃の彼女は、水島裕さんの大ファンでありました。
軽々としたステップで歌い踊る水島裕さんを、キラキラな瞳で。
合わせた両手を胸の前でぎゅっとしながら。
架名ちゃん「あぁぁぁぁぁぁあああああ‼️やっぱり裕くんカッコイイなぁぁ。ホンッットにかっこいいなあぁぁぁぁぁぁあああ‼️」
…と感激しながら涙ぐんでいました。
その横顔の方が私には、ほんっっっとにキラっキラに見えて。
キラっっっキラに映って。
なんて可愛らしい素直な方なんだろうと思いました。
その横顔と小さな身体から、あんなに個性的で膨大な宇宙が生まれるのだと、圧倒感さえ憶えました。
その時の憶い出があまりに強烈なので。
私には何故か…
彼女がまるで、銀河鉄道に乗り宇宙へ旅立ってしまったかのような感覚があります。
そうか。
一足先にカムパネルラに会いに行ってしまったか。
そう思うと、何だか架名ちゃんらしくて。
ちょっとだけ…笑みさえ浮かんでしまうのです。
沢山の生み出したキャラクタと共に、彼女はもうご自身で創造された銀河に居ます。
彼女の旅は多分、新しく始まったばかり。
きっと今頃は、プリオシン海岸で歓喜の声をあげていると…
そう思えてなりません。
心より御冥福をお祈り致します。
そして。
きっと。
良い旅を。
架名ちゃん。
またきっとどこかで。
出会えますように。