まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

旧四国銀行春野支店

2021-08-04 23:11:24 | 建物・まちなみ
高知の続き。

高知市内へ戻る前にもう1件、旧四国銀行春野支店を見に行く。
細い道に面していて、なぜこんなところに銀行があったのかといぶかしむような場所だった。
元々伊野支店西分出張所が1932(昭和7)年に現在地に移転したときに建てられたもの。その後春野支店となり、
1964(昭和39)年までここで営業していたが新築移転とともにお役御免となった。


洋館付き住宅のような半切妻屋根のかわいらしい外観。オレンジ色っぽい壁が特徴的。妻壁についているのは
昔の四国銀行のマークだろうか。ちなみに現在の四国銀行のマークは「四」に「コ」「ク」の文字を組み合わせたもの。
こういうロゴ好き~~(笑)。これも結構昔からのデザインだと思うけど。


横から見ると道路に近い部分のみ洋館で、奥に和風の建物がついている。銀行の支店だが駐在所のように
居住空間がついていたのだ。それとも、簡易郵便局みたいなものだったのだろうか。


近所の人によると現在の所有者の方がおられるそうなので、銀行移転後に売りに出されたのだろう。
よく残してくれていたな!


高知市内へ戻り、夜の便で帰る友人と別れ、夕方の高知駅前をひとりでうろうろ。私は明日の朝の便で帰るのだ。


高知駅前のメインストリート、電車通り沿いに近代建築っぽいのがあった。しかし「キッズルームあいあい」とか
書いているな?あとから見ると、皮一枚残すパターンの保存(?)のようで、後ろには別の建物が建てられていて、
そこがキッズルームになっているようだ。どう見ても銀行なのだが・・・元の建物の詳細分からず(汗)


丸窓のある建物もあった。


江ノ口川に架かるコンクリート橋。親柱が放物アーチっぽい形で、欄干もモダンなデザイン。
普通、親柱に橋の名と川の名、架橋年月などが彫られたプレートがはめ込まれているが、見るとプレートを
撤去した跡があった。なので、橋名分からず・・・


欄干が低くて歩いて渡るのはちょっと怖そうだけど・・・でもご安心を。歩行者専用の橋が別途、隣に架けられている。


高知神社にもお参りして、家族の健康と世界の安定を祈る。


はりまや橋のあるこのあたりは、高知城下町の商業地で、移住者の出身地である地名や職業名を付けた町名が
多かったとか。地図を見ると今も「堺町」とか「帯屋町」などの町名がある。
城下町っぽさの残る高知のまち、前回少し見て回ったがじっくり歩くといろいろ興味深いものに出会えそうだ。
まだまだ奥深そうな高知、また機会を見つけて訪れたいな!


終わり。今回も盛りだくさんで楽しかった~~いろいろチェックしてくれた友人に感謝!

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