青石パラダイス！

桜を見に、紀三井寺（和歌山）へ行ってきた。
紀三井寺って桜の名所でもあり、紅葉の名所でもあるらしいのだが、
私は今回初めて行った。

いかにも観光地らしい賑々しい門前に、お出かけ気分は高まる。
しかも門の両脇には青石の石垣。ん～～ワクワク、ドキドキ！

拝観料５０円払って門をくぐると・・・・どひゃー！！！
目の前に迫りくる、青い石垣。


すごい！なんと高い青石の石垣だろう！！


１ｍ以上もありそうな大きな石から、数センチの小さな石まで、
無駄なく、というか、、、、よくこんな石まで積んだな。


上っていくと次から次へと青石垣が現れる。うひょ～～～！
ひとり奇声を発しながら階段を上る（笑）。


ここの青石は鮮やかさはないが、生きている地球の地殻の活動をそのまま
映したような野趣味がとってもいい。


この階段は、細く平たく割れる青石の平らな面を素直に踏み面として積んだ
ものだが、横から見ると小口ばかりがたきぎの束のように見えて面白い。

横の石垣も、小さなサイズの石ばかりをモルタルなど無しでこんな高さに
積み上げてあるとはすごい！
ほんとに、紀三井寺は青石パラダイスだ！


なぜ紀三井寺はこんなにも青石パラダイスなのか！？
答えはここに。
これはお堂の裏の崖なのだが、写真右側は青石の石垣、中央から左にかけては
筋がちょっと違っているのが分かるだろうか。
そう、これは青石の岩盤なのだ。

この山全体が青石の岩盤であり、お堂を建てる平地を得るために
山腹を切り崩したが、その切り崩した石を積んで、ステージ状に
平地を拡大したのだろう。何とも合理的ではないか！


紀三井寺の桜は最高にきれいだった。

やっとお花見らしい写真。。。（笑）